- 12月2日、今日から12月です。草の根教育実習生が1週間の実習を行います。ほけんだよりを追加しました。
利中日記
0529 2年数学 連立方程式
2年数学は、以前お伝えしたとおり、基本定着コースと思考コースに分かれて学習しています。
こちらは思考コース。写真の通り、バスケットで3点シュートと2点シュートを合計9本打ち、合計21点入れた。3点シュートと2点シュートはそれぞれ何本決めたか、という問題で始まりました。
打った本数が合わせて9本なので、x+y=9という式、3点シュートを3X、2点シュートを2yとして入った点数を式にすると、3x+2y=21という式ができます。どちらも文字が2種類入る「2元1次方程式」を使って計算していきます。 Xとyの合計が9になるのは何通りかあり、3点と2点の合計で21点になるのも何通りかありますが、「合計9本で21点になるのはたった一通り」しかありません。先ほどの2元1次方程式を2つ使って求めるやり方を「連立方程式」、答えを求めることを「解をもとめる」と学びました。生徒達はたった1つしか解が出ない様子に「すごい」という顔をしていました。
こちらは、基本定着コース。「3点シュートと2点シュートを合わせて21点取りました」からお題が始まりました。
先生が問いかけます。「3点シュートが5本入ったら~、何点入る~?」の問いかけに、生徒達の頭が動いています。「えっと~15点!」とすぐに答えが出ました。「では~?」の揺さぶりで、先生が言うことが予想できて生徒達も何か言いたそうです。先生の問いかけにうまく反応していました。21点を取るために他にどんなパターンがあるかを考え、2元1次方程式⇒連立方程式につなげていきました。
昔は鶴亀算といって、鶴と亀は合わせて◯匹。互いの足は合わせて◯本。では鶴は何羽、亀は何匹とやったものです(たとえが古!)。連立方程式の面白さに気付いて、解けるようになってほしいです。
0528 2年技術科の作品
今日は2年技術、木工作品が完成しました。キットで自分が好きな箱や棚を作りました。週に1回の授業でコツコツ仕上げました。
モノを作る時はその人の個性が表れます。しっかり線通りに鋸(のこぎり)で切る人、少しぐらいずれても気にしない人、説明書通りに寸法を測る人、適当な人、釘を打つ穴に錐(きり)で穴を開けてから釘(くぎ)を打つ人、何もしないで打ち始める人、やすりで角を綺麗に仕上げる人、まあまあでいい人など、いろいろです。
表面には「キヌカ」という米油から作った自然由来のオイルフィニッシュを塗って仕上げました。ニス特有の匂いもなくとてもよい塗料です。
昔は、男子は技術科、女子は家庭科と分かれていましたが、今は女性の大工さんもいるくらいです。自分で箱や棚が作れると自分の部屋にも味が出ますね。ぜひ家でも使ってほしいです。
0526 第8回利中体育祭
昨晩の雨で天気が心配されましたが、朝から晴天に恵まれ、風もおだやかな初夏の陽気となりました。
山の頂上まで綺麗とは言えないものの、紅白両軍の記念撮影、9時から開会式が始まりました。
「選手とチームのために自分が何ができるか考え、テーマの勝敗笑美戦(かっぱえびせん)にしよう」と挨拶し、選手宣誓でスタートしました。
ケガ防止のために、ラジオ体操ではなく、体育の授業で行っているウォーミングアップを行い、
長縄跳びの前に、全校での円陣が始まりました。みんなでピース!
長縄跳びは4分の合計回数に改められました。各学年で自分たちの記録を超えようと必死に頑張りました。
結果発表!優勝は3年生!各学年それぞれに精一杯頑張った成果に、大きな拍手が送られました。
続いて100m走。スタート準備に時間があいたので、急遽、放送委員長のSさんに、繋ぎのアナウンスをお願いしました。マイクで自己紹介の後、自分がアナウンスするエピソードを話してくれました。今年は委員会で係活動をしなかったため、先生がアナウンスする予定でしたが、「どうしてもやりたいので、放送委員長として100mのアナウンスをさせてください」と直談判したことを明かしてくれました。そんなエピソードに、会場から拍手が送られました。
みなさん覚えているでしょうか、昨年の3年生。選手の名前が呼ばれたときに、めちゃくちゃでかい声で返事をしていたことを。今年の3年生もみんなが驚くぐらいの声を張り上げ、元気に声を出していました。その勢いで全校生みんな元気に声を出し、一生懸命に走りました。
みんなの前で大きい声が出せる、最後まであきらめずに走りきる、誰もが一番かっこいい姿でした。(最終組の走者は見事にやらかしてくれました)
新種目の利中競走、木・金曜日の2日間で仕上げた種目です。とても盛り上がりました。2人で息を合わせた大玉転がし、2人3脚、ぐるぐるバットと来て・・・
借り物競走のお題は、生徒会役員の手作り。「山羊座生まれの人、Snow manが好きな人、ショートカットが似合う人、赤い靴の人、利中生徒の兄弟、メガネの人、5月生まれの人、優しい先生、イケメンの人、好きな人?、英語が話せる人」などありました。出てきてくれた人と手をつないでの疾走に、みんな笑顔になり大きな拍手が送られました。(「優しい先生」のお題の時に、一瞬どうしよう?の雰囲気。声をかけられたS先生、照れながらも全力で駆けつけていました。微笑ましい光景でした)観客のみなさん、ALTの先生もご協力ありがとうございました。
休憩の後は、伝統種目の「島渡り」。縦割り種目となったため、学年が混じった島が難しかったですが、どんどん上達しました。来年はもっとうまくなりそうな気がします。
最後の種目、縦割りリレー。どの選手も一生懸命に走りました。足が速い人・遅い人、みんなで力を合わせれば大きな力になる。チームの力をみんなで出し合いました。
優勝は紅組。各種目に大きな頑張りがあり、応援が自然と生まれ、勝敗が付いても達成感がある戦いが多くありました。
利中体育祭名物、雄大な利尻富士を見ながらの生徒会長挨拶。少ない練習期間の中、どうやって練習を進めるか、気持ちを一つにできるか、取り組んだ成果とこれからも頑張ろうと話してくれました。
縦割り班での記念撮影。天気が良くないと取れないショットです。
思い出に残る体育祭、勝敗笑美戦(かっぱえびせん)となったでしょうか?生徒一人一人が輝く姿が見られ、そして見に来ていただいた全ての人たちにとって、よい思い出となれば幸いです。ご協力、ありがとうございました。また、来週からもいい学びを続けていきましょう。
(先日、体育祭アンケートの文書を配布しました。スマホなどでQRコードで読み取り、感想をお寄せください。お願いします。
0524 体育祭練習(5日目:総練習)
今日は総練習。雨も心配されましたが、しっかり総練習ができました。
当日に向けての予行練習?本気で走ったかっこいい人もいた100m走。
大玉転がし、2人3脚、ぐるぐるバット、借り物競走を合わせた「利中競走」。今日の借り物は「生徒バージョン」。「勉強頑張ってる人~!、今年利尻に来た人~!、身長170センチ以上の人~!」など、協力してくれた人の全力疾走に、まわりも拍手を送りました。
また、出走する生徒の名前を間違えてしまった放送担当の先生に、生徒から「◯◯先生がんばって~!」とエールと拍手が送られ、みんな笑顔になりました。うれしかったです。
学年の人数の差があるため、今年から縦割り種目に変更となった「島渡り」。縦割りの作戦やチーム力が勝負です。
紅白をそれぞれ2つに分け、4チームで争う「縦割りリレー」、大きな混乱なくバトンを繋ぎました。
閉会式で確認し合う生徒会役員メンバーと教員。練習を重ねる毎にいい動きができるようになりました。
午後も1時間、修正練習をして終わりました。
取組の見直しもあり、あまり準備時間はかけられませんでしたが、毎日大きな成長が見られた1週間。
天気も味方してくれそうです。テーマの「勝敗笑美戦(かっぱえびせん)」を実現できるように、日曜日はいい体育祭にしましょう。
0523 体育祭練習(4日目)
本日は、総練習の前日です。昼前にいい天気になりましたが、午後の練習の開始時はだんだんガス(薄い霧)がかかってきました。
2年生は、だんだんと声が出て、だんだんとチームになって来ました。
1年生は、今日届いたクラスTシャツを着て、みんな心一つに練習開始!
縦割り練習では、今日初練習の「利中競走」を行いました。
練習終了後、生徒会役員が入場行進のシミュレーションをしていました。
今日もみなさん、練習お疲れ様でした。
実はもう1つ動きがありました。14時から宗谷教育局の笠井局長様、森田次長様、利尻町教育委員会の宮道教育長がお見えになり、学校の様子を見学されました。
4月からの大きな変化をお伝えし、それらを乗り越え各学年と縦割りで練習する姿を観て、「先生方がチームとなり、生徒達と力を合わせていい学校を作ってください。」とメッセージをいただきました。
明日は総練習。本番前のいい練習になることを祈っています。
0522 体育祭練習(3日目)
昨日とは変わり、今日は強風と雨が降る予報となり、船は1便のみ、飛行機は欠航となりました。(小学校の修学旅行、みんな心配していました)
そんな中、10時半に強風警報が発令され、外での練習ができるか心配されましたが、そんなに風が強くならないので、気をつけて練習を始めました。
3年生は、円陣の練習からスタート!
1年生は、寒いのにハーフパンツで繰り出し、足を赤くしながら練習!
2年生も、一番多い人数ながらも一生懸命練習!
その後、島渡りとリレーをして終了しました。明日は外練習ができれば、新種目「利中競走」を行う予定です。
明日は、宗谷教育局長さんと次長さんが来校予定です。みんなで練習頑張っている姿を見せましょう。
0521 体育祭練習(2日目)
今日はとてもいい天気でした。午後に一斉にグラウンドに繰り出しました。
学年で長縄跳び、縦割り班で、島渡りとリレーを練習しました。
利尻富士に見守られながらのびのび練習できるのは、とても価値のあることです。このHPを見ている人にもこの雄大な景色の良さが伝わるでしょうか。
最後に、リーダー達からまとめです。責任を感じながら楽しむことの大変さを、4月からひしひしと感じてがんばっています。
明日から少し雨が混じりますが、本番は雨の心配はありません。1日1日練習を頑張りましょう。
0520 体育祭特別日課(1日目)
本日から、体育祭の練習が始まりました。土日はあんなに晴れていたのに、月曜日は何でこうなるの!と突っ込みたくなるくらい、10時には雨、いや俗に言う海霧(じり)が降ってきました。
ですが、昼の放送でも「室内での練習頑張りましょ~」と呼びかけられ、午後からの練習が始まりました。
室内でやる長縄飛びは、縄が床で跳ね返るため跳ぶのがなかなか難しいです。でも、さすがは3回目となる3年生はすぐに調子を上げ、綺麗に跳び始めました。負けじと2年生も。
その後は、縦割り練習となり、体育館と多目的ホールに紅白で別れて、リレー練習となりました。
ホールでリレー練習は厳しいですね。廊下を使っています。
今年から縦割り種目となった「島渡り」、つながった背中の上を選手が走ります。
練習を終えて、縦割り班で反省です。天気こそ良くないですが、みんな笑顔で終えることができました。
明日は晴れるようです。いい練習にしてほしいです。
0517 全国学力学習状況調査(英語)
本日、全国学力学習状況調査の英語の調査を行いました。
国語・数学は4月に実施しています。英語は抽出校による実施となり、本校はめでたくその学校に選ばれ実施となりました。
1時間目は筆記試験の「聞くこと・読むこと・書くこと」の調査。英検3級レベルの内容が出ました。
2時間目は「話すこと」の調査。CBT(Computer Based Testing)というタブレットを使った調査です。
各自、ヘッドセットを付けて、タブレットを専用サイトに繋ぎ、問題をダウンロードして、画面の指示に従って匝瑳をすると、画面に説明や画像が流れ、それに合わせてマイクに回答を吹き込みます。
ヘッドセットで少し閉塞感がありますし、聞き取りと答えを考えて文章化しマイクで吹き込むなど、なかなか緊張します。各自、進度が違って、先に答えを言っている人がいるとなおさらです。
オンライン学習など、もっともっと普通の状況になると、このテスト形式も慣れていくことと思います。
3年生のみなさん、お疲れ様でした。
0516 利中体育祭、テーマ・種目発表会
今朝の読書の時間で、利中体育祭テーマと種目の発表会がありました。
今年度のテーマは、勝敗笑美戦で(かっぱえびせん)と読みます。(よく見たら、えびせんの形・・・)ねらいは、勝っても負けても笑い合い美しく戦う。1人1人の思い出に残る体育祭、だそうです。とても覚えやすく伝わるテーマです。
生徒会役員が一生懸命説明しました。いい説明には、内容と準備と伝わる言葉、そして聞く側の反応が必要ですが、前回よりもわかりやすい説明でした。
また、生徒会種目も、例年「利中大戦」という名称で戦っていましたが、ケガ防止のため改良した競技「利中競走」を説明しました。
来週から練習が始まります。各学年や縦割りのリーダーで、内容と準備、伝わる言葉を準備して、そしていい反応で、盛り上がる練習にしてほしいと願っています。
(利中日記を読んでいただいている方も、この説明が分かりやすければ、下の👍ボタンを押していただけると励みになります)
0515 一斉委員会
本日6時間目は、一斉委員会を行っています。
先日の生徒総会を受けて、具体的な活動計画をしている委員会、体育祭の種目を企画している生徒会役員、学級種目を検討している学級役員など、それぞれ話し合っています。
読書週間の企画を立てている図書委員会。
給食が楽しくなる放送の企画を立てている放送委員会。
家庭学習強化の企画を立てている生活学習委員会。
セレクト給食のテーマを話し合っている保健委員会
体育祭の生徒会種目を企画している生徒会役員。練習の進め方までイメージして話し合っていました。
各学年も体育祭の練習計画と日常生活の課題について話し合っていました。
0514 火災避難訓練
今日の6時間目、避難訓練を実施しました。今の学校は年に2回、火災と地震津波の避難訓練をすることになっています。
6時間目に非常ベルが鳴り、警報が作動した教室に教師が走って初期消火。うまく消火できず避難を判断し、先生方で分担し、生徒達は自分で自分の命を守り、2分で全員避難できました。
生徒達の避難を見て、火災はいつやってくるかわからないこと。いつかくる避難本番のためにしっかり練習してほしいと伝えました。また、消防の八木さんからは、本当の煙は熱いこと、有害なガスであること、煙は上にたまるので、姿勢を低くして安全に避難することを教えてもらいました。
避難後、消火訓練をしました。
消火器のピンの外し方、ホースの持ち方、握って液が出たらほうきを掃くように火にかけ、弱くなったら近づいて完全に消火する。本物の消火器は粉が出る。いつか使うときのために覚えておいてください。
利尻礼文消防事務組合沓形支所の皆様、ご協力ありがとうございました。
0514 3年音楽 2年理科
3年音楽は「帰れソレントへ」の鑑賞に入りました。イタリアのナポリで生まれたカンツォーネ(民謡)です。
昨年はこの単元、日本在住のフランスの方に出演してもらいました。今年は若いO先生なりに考えた工夫がありました。まずは、歌詞の理解。日本語に訳した歌詞とイタリア語の直訳(単語中心とした訳)を比べてみて、どちらが理解できるか。これは、イタリア語の直訳の方が理解しやすいとの反応でした。日本語歌詞はめちゃくちゃ古い日本語でした。
次は、日本語で歌い始めました。カンツォーネの旋律(音の流れ)を理解して歌うためには、やはり表現が必要。腕と手を前に大げさに動かしたり体を前に出して歌うと、あら不思議。3年生は面白がりながらやっていました。
最後は、イタリア語で歌いました。
2年の理科です。化学実験です。実験結果を分析していました。
炭酸水素ナトリウム(NaHCo3)を加熱するとどうなるか。この検証を行っていました。
フェノール二レーン溶液というアルカリ性を示す溶液に、炭酸水素ナトリウムを入れた色より、加熱した後の物質を入れた色の方が真っ赤に染まっていました。別の物質に変化したという実験でした。
この炭酸水素ナトリウムは、俗に言う「重曹」です。二酸化炭素が発生して膨らむため、ホットケーキを膨らます材料にも使われています。加熱すると性質が替わる実験は、2年生でたくさん学ぶので、安全に注意して行い、理科に興味を持ってほしいです。
0511 島内中高バドミントン交流試合
本日、バドミントン部は、島内中高バドミントン交流戦に出場しています。会場は利尻中です。
島内3中(鴛泊中・鬼脇中・利尻中)と利尻高校の4校で、バドミントンを通して技術と体力、人としての成長でつながりあう仲間が集まると、圧巻の風景です。
指導する先生方とコーチ陣、送迎と応援の保護者のご協力があっての開催です。ありがとうございます。
会場を見回していると、床モップが綺麗に整頓してありました。
昨日、壁掛けフックが壊れ、モップが雑に置きっぱなし+後始末が不十分でした。公務補さんと相談し台車を用意したのです。生徒達はそれをみて、そろえて使いやすくしようと自主的に動いてくれました。課題対応力の現れです。大変うれしいです。
交流戦が終わると片付けがあります。強いチームは片付けも準備も一流です。普段からできていることの大事さ、他中の動きも見て学べるとうれしいです。
0510 前期生徒総会
本日の4時間目、前期生徒総会を行いました。
その前に、だいぶ遅くなった認証式を行い、生徒会役員には校長から、各委員長、各学年の学級長には、生徒会長から認証状を授与しました。
3年生になると、生徒会長といえど同級生から授与されるので、独特の雰囲気を感じていました。
前期の生徒会の活動について、提案をしてもらいました。放送委員会には、昼の放送のリクエストボックスの要望、保健委員会の活動にある水質検査はなぜするのか、の質問がありました。
学年の目標、活動についても発表がありました。
1学年の活動に対して、3学年が質問するなどいい反応もありました。
最後に、校長から生徒達に話しました。「計画は掲示するなどして忘れず実行しよう。求められることに気付くなど、自分+まわりをみて行動しよう。提案する人に反応したり応援するなどして盛り上げていこう」の3つです。
また、体育祭についても「今年は、練習時間や準備をよりコンパクトにしているので、計画をよく観て、楽しくしっかり練習、そして盛り上げていきましょう」と伝えました。来週からスローガン、縦割りリーダーが決まり、練習が始まります。
今日の終便でバレー部は稚内に出発し、明日の春季定期戦に出場。バドミントン部は明日、利中で島内3中の交流戦があります。いよいよ部活動も体育祭も本格化する5月です。ケガと病気に気をつけて、頑張りましょう。
0509 利尻島内中高合同「学問研究ガイダンス」
本日、隣の利尻高校で、標題の研修がありました。
「学問研究のガイダンス?」と聞いて、正直ピンとこないところもありますが、そこは利尻高校さんが仕掛けてくれた意図があります。
それは、利尻の一番上に位置する利尻高校で、自分たちが興味を持っていることから、進むべき道と可能性を見いだして学問に打ち込み、生きる力を身に付けていってほしい、そんな意図を感じます。
ぜひ、高校生からではなく中学生からその意識を持ち、利尻高校でも学問を学べることを知ってほしい。そのため、島内3つの中学校に開いてくれています。利尻中は3年生のみ参加しました。
午前は「これからのアドベンチャートラベルの重要性」として、ニール・ハートマンさんに講演いただき、午後は、大学と専門学校の体験授業として、16の道内大学・専門学校の教授・講師の方による体験授業・講義をしてくれました。
利中生が参加した授業の様子です。「看護職を目指す人へ」の看護職の講座で、この職に興味を持ったきっかけを交流し、大学で学べることを学習しました。
「遊びを通して育つ子ども」と題した保育科の講座です。あそびの様子を見て、自分が好きだった遊びを思い出しながら、保育の大事さを学びました。
「
「観光って地域を救えるのか」という観光産業学科の講座です。世界と日本を比べた観光の利点と課題、そして利尻島は今後どのように進んだらいいか、を学びました。
「栄養学を学ぶ」という栄養科の講座です。体に必要な栄養は何か、学んだ内容を将来の職業に活かせる選択肢を学びました。
「Culture on the Internet」という英文学科の先生の講座。英語でやるの?と思いきや日本語が大変上手。インターネットに現れる文化の違いの例として、SNSがある時代とない時代に地域のPRの仕方が変化したことや、アメリカと日本のSNSで現れる人々の関わり方が違うこと、これは人々の文化が影響しているのでは?という面白い内容でした。
そのほかにも、「あなたの知らないAIの世界」「トータルビューティー」「食事介護~食べることと食べさせてもらうことの違い」「臨床検査技師の仕事」「和風リゾットに挑戦」など、魅力的な授業や講座がありました。
明日は進学相談会として、5つの時間帯に分けて、各校への進学説明を聞くことになっています。よい学びの機会としてほしいです。
利尻高校の皆様、このような貴重な機会を作っていただき、ありがとうございました。
0508 1年数学の授業
今日の1年数学は「減法」です。+が付いた正の数と-が付いた負の数の引き算です。
□に入る数を求めるためには、答えから足す数を引くと答えが分かります。今日はここからスタートです。
ある数に+5を足すと、-2になる数は何でしょう。
□+(+5)=-2
□=(-2)ー(+5)=-7と書きました。
ある生徒が言いました。「答えは、ー7って分かるけど、どうやって計算したらいいか~?」
そうなんです。この計算は「負の数から正の数を引く」という減法の特有の難しさがあります。
そこで、「-7」にするために、簡単な方法を提示しました。同じ負の数であれば、足し算で「-7」になります。こうすると答えは出るのですが、なぜそうしたらいいのか生徒達は考えます。頭をくねらせたり、体の反らせ方が考える様子を物語っています。
一人が正解っぽいことを言っても、みんなは納得しません。近くの人と相談してみんなの前で発表します。聞く方も話し合った内容とかみ合っているかどうか真剣です。
『減法の時は加法にする。次の数の符号は、+なら-、-なら+、つまり逆にする」という法則がみえて、みんなで納得しました。
このあと、問題を解きながら各自が納得できる形になり、まとめをして授業を終えました。
「自分で考え、相手と相談し、互いの説明をきき、自分でも試して納得した学び」で、「個別最適な学びと協働的な学び」の両方を充実させる様子を見ることができました。
0507 3年理科 遺伝の授業(補足)
3年理科の授業にお邪魔しました。先週から「遺伝」の学習に入っています。
メンデルさんという、キリスト教の牧師さんが発見した優性遺伝の法則です。
(事後補足:2017年より、遺伝で使われる言葉は「優性・陰性」から、「顕性(けんせい)・潜性(せんせい)」に改められたそうです。なるほど、ためになりました。)
形質とは、遺伝によって親から子へ受け継がれる生物の特徴のこと。
対立する形質を持つ個体のうち、一方の形質が現れる個体と、他方の形質が現れる個体を親として受粉させると、生じた個体(子)には一方の形質だけが現れることを「顕性形質」といい、子に現れます。現れない形質は「潜性形質」と呼ばれます。
今日の課題は、その顕性形質の個体を掛け合わせると、顕性形質は3、潜性形質が1の割合で出てくるのはなぜか?というもの。
片方の形質をA、もう片方の形質をaとすると、こんな形に遺伝として表れます。Aaばかりで多いですね。
ここから、Aa同士を掛け合わせる孫の代になると、AAが1、Aaが2、aaが1の割合で出現し、顕性形質が3、潜性形質が1になりました。
今回の授業と繋がるか確かではありませんが、隔世遺伝というものがあります。
AAかaaをそれぞれ祖父、祖母にすると、子供ではAaのため互いに似るのですが、孫になるとAAかaaが現れるため、祖父母にそっくりなケースがあります。生徒に質問したところ「あっ!」と気付いた子がいました。(理科の先生、間違えてたらごめんなさい。m(_ _)m)
0507 校内研修
連休明けの今日は、校内研修を実施しました。
今年度から、利尻中はICTの共有プラットフォームをMicrosoft TeamsからGoogle workspaceに換えました。3校で1つに揃えるために時間がかかりましたが、これで富士町とも同一、利尻高校でも継続した活用が出来るようになります。
今日は全員のアカウントがそろったので、Classroomというアプリを使って、課題の配布や回収、細かな設定を行ったり、meetという会議アプリも試してみました。
先生方も他市町村の学校で使っていたので、教え合い比較的にスムーズに操作しました。コロナ渦で学校がGoogleアプリ使い出してから4年ほど経ちますが、少しずつアップデートされているのがわかりました。
これから授業を通して、生徒達に教えていくことになります。慣れていってください。
0507 選抜優勝大会の結果
バレー部は、予選リーグで赤平中に1勝し決勝リーグに進出。
決勝リーグでは、再度札幌栄町中にあたり、善戦しました。
男子の試合では、同じ宗谷の「稚内合同・幌延中学校」が準優勝となり、応援している方も元気が出ました。
昨日の終便で帰島し、今日から再スタートとなりますが、今週末には春季定期戦もあります。学んだことを活かして戦いましょう。