0507 3年理科 遺伝の授業(補足)

3年理科の授業にお邪魔しました。先週から「遺伝」の学習に入っています。

メンデルさんという、キリスト教の牧師さんが発見した優性遺伝の法則です。

(事後補足:2017年より、遺伝で使われる言葉は「優性・陰性」から、「顕性(けんせい)・潜性(せんせい)」に改められたそうです。なるほど、ためになりました。)

 

形質とは、遺伝によって親から子へ受け継がれる生物の特徴のこと。

対立する形質を持つ個体のうち、一方の形質が現れる個体と、他方の形質が現れる個体を親として受粉させると、生じた個体(子)には一方の形質だけが現れることを「顕性形質」といい、子に現れます。現れない形質は「潜性形質」と呼ばれます。

 今日の課題は、その顕性形質の個体を掛け合わせると、顕性形質は3、潜性形質が1の割合で出てくるのはなぜか?というもの。

片方の形質をA、もう片方の形質をaとすると、こんな形に遺伝として表れます。Aaばかりで多いですね。

 ここから、Aa同士を掛け合わせる孫の代になると、AAが1、Aaが2、aaが1の割合で出現し、顕性形質が3、潜性形質が1になりました。

今回の授業と繋がるか確かではありませんが、隔世遺伝というものがあります。

AAかaaをそれぞれ祖父、祖母にすると、子供ではAaのため互いに似るのですが、孫になるとAAかaaが現れるため、祖父母にそっくりなケースがあります。生徒に質問したところ「あっ!」と気付いた子がいました。(理科の先生、間違えてたらごめんなさい。m(_ _)m)