0509 利尻島内中高合同「学問研究ガイダンス」

本日、隣の利尻高校で、標題の研修がありました。

「学問研究のガイダンス?」と聞いて、正直ピンとこないところもありますが、そこは利尻高校さんが仕掛けてくれた意図があります。

 それは、利尻の一番上に位置する利尻高校で、自分たちが興味を持っていることから、進むべき道と可能性を見いだして学問に打ち込み、生きる力を身に付けていってほしい、そんな意図を感じます。

 ぜひ、高校生からではなく中学生からその意識を持ち、利尻高校でも学問を学べることを知ってほしい。そのため、島内3つの中学校に開いてくれています。利尻中は3年生のみ参加しました。

 午前は「これからのアドベンチャートラベルの重要性」として、ニール・ハートマンさんに講演いただき、午後は、大学と専門学校の体験授業として、16の道内大学・専門学校の教授・講師の方による体験授業・講義をしてくれました。

 利中生が参加した授業の様子です。「看護職を目指す人へ」の看護職の講座で、この職に興味を持ったきっかけを交流し、大学で学べることを学習しました。 

「遊びを通して育つ子ども」と題した保育科の講座です。あそびの様子を見て、自分が好きだった遊びを思い出しながら、保育の大事さを学びました。

「観光って地域を救えるのか」という観光産業学科の講座です。世界と日本を比べた観光の利点と課題、そして利尻島は今後どのように進んだらいいか、を学びました。

「栄養学を学ぶ」という栄養科の講座です。体に必要な栄養は何か、学んだ内容を将来の職業に活かせる選択肢を学びました。

「Culture on the Internet」という英文学科の先生の講座。英語でやるの?と思いきや日本語が大変上手。インターネットに現れる文化の違いの例として、SNSがある時代とない時代に地域のPRの仕方が変化したことや、アメリカと日本のSNSで現れる人々の関わり方が違うこと、これは人々の文化が影響しているのでは?という面白い内容でした。

 そのほかにも、「あなたの知らないAIの世界」「トータルビューティー」「食事介護~食べることと食べさせてもらうことの違い」「臨床検査技師の仕事」「和風リゾットに挑戦」など、魅力的な授業や講座がありました。

 明日は進学相談会として、5つの時間帯に分けて、各校への進学説明を聞くことになっています。よい学びの機会としてほしいです。

 利尻高校の皆様、このような貴重な機会を作っていただき、ありがとうございました。