0508 1年数学の授業

今日の1年数学は「減法」です。+が付いた正の数と-が付いた負の数の引き算です。

 □に入る数を求めるためには、答えから足す数を引くと答えが分かります。今日はここからスタートです。

 ある数に+5を足すと、-2になる数は何でしょう。

 □+(+5)=-2

 □=(-2)ー(+5)=-7と書きました。 

 ある生徒が言いました。「答えは、ー7って分かるけど、どうやって計算したらいいか~?」

 そうなんです。この計算は「負の数から正の数を引く」という減法の特有の難しさがあります。

 そこで、「-7」にするために、簡単な方法を提示しました。同じ負の数であれば、足し算で「-7」になります。こうすると答えは出るのですが、なぜそうしたらいいのか生徒達は考えます。頭をくねらせたり、体の反らせ方が考える様子を物語っています。

 一人が正解っぽいことを言っても、みんなは納得しません。近くの人と相談してみんなの前で発表します。聞く方も話し合った内容とかみ合っているかどうか真剣です。

 『減法の時は加法にする。次の数の符号は、+なら-、-なら+、つまり逆にする」という法則がみえて、みんなで納得しました。

このあと、問題を解きながら各自が納得できる形になり、まとめをして授業を終えました。

「自分で考え、相手と相談し、互いの説明をきき、自分でも試して納得した学び」で、「個別最適な学びと協働的な学び」の両方を充実させる様子を見ることができました。