1月31日、今日は新入生説明会で,両小の6年生・保護者が来校します。
利中日記
0514 3年音楽 2年理科
3年音楽は「帰れソレントへ」の鑑賞に入りました。イタリアのナポリで生まれたカンツォーネ(民謡)です。
昨年はこの単元、日本在住のフランスの方に出演してもらいました。今年は若いO先生なりに考えた工夫がありました。まずは、歌詞の理解。日本語に訳した歌詞とイタリア語の直訳(単語中心とした訳)を比べてみて、どちらが理解できるか。これは、イタリア語の直訳の方が理解しやすいとの反応でした。日本語歌詞はめちゃくちゃ古い日本語でした。
次は、日本語で歌い始めました。カンツォーネの旋律(音の流れ)を理解して歌うためには、やはり表現が必要。腕と手を前に大げさに動かしたり体を前に出して歌うと、あら不思議。3年生は面白がりながらやっていました。
最後は、イタリア語で歌いました。
2年の理科です。化学実験です。実験結果を分析していました。
炭酸水素ナトリウム(NaHCo3)を加熱するとどうなるか。この検証を行っていました。
フェノール二レーン溶液というアルカリ性を示す溶液に、炭酸水素ナトリウムを入れた色より、加熱した後の物質を入れた色の方が真っ赤に染まっていました。別の物質に変化したという実験でした。
この炭酸水素ナトリウムは、俗に言う「重曹」です。二酸化炭素が発生して膨らむため、ホットケーキを膨らます材料にも使われています。加熱すると性質が替わる実験は、2年生でたくさん学ぶので、安全に注意して行い、理科に興味を持ってほしいです。
0511 島内中高バドミントン交流試合
本日、バドミントン部は、島内中高バドミントン交流戦に出場しています。会場は利尻中です。
島内3中(鴛泊中・鬼脇中・利尻中)と利尻高校の4校で、バドミントンを通して技術と体力、人としての成長でつながりあう仲間が集まると、圧巻の風景です。
指導する先生方とコーチ陣、送迎と応援の保護者のご協力があっての開催です。ありがとうございます。
会場を見回していると、床モップが綺麗に整頓してありました。
昨日、壁掛けフックが壊れ、モップが雑に置きっぱなし+後始末が不十分でした。公務補さんと相談し台車を用意したのです。生徒達はそれをみて、そろえて使いやすくしようと自主的に動いてくれました。課題対応力の現れです。大変うれしいです。
交流戦が終わると片付けがあります。強いチームは片付けも準備も一流です。普段からできていることの大事さ、他中の動きも見て学べるとうれしいです。
0510 前期生徒総会
本日の4時間目、前期生徒総会を行いました。
その前に、だいぶ遅くなった認証式を行い、生徒会役員には校長から、各委員長、各学年の学級長には、生徒会長から認証状を授与しました。
3年生になると、生徒会長といえど同級生から授与されるので、独特の雰囲気を感じていました。
前期の生徒会の活動について、提案をしてもらいました。放送委員会には、昼の放送のリクエストボックスの要望、保健委員会の活動にある水質検査はなぜするのか、の質問がありました。
学年の目標、活動についても発表がありました。
1学年の活動に対して、3学年が質問するなどいい反応もありました。
最後に、校長から生徒達に話しました。「計画は掲示するなどして忘れず実行しよう。求められることに気付くなど、自分+まわりをみて行動しよう。提案する人に反応したり応援するなどして盛り上げていこう」の3つです。
また、体育祭についても「今年は、練習時間や準備をよりコンパクトにしているので、計画をよく観て、楽しくしっかり練習、そして盛り上げていきましょう」と伝えました。来週からスローガン、縦割りリーダーが決まり、練習が始まります。
今日の終便でバレー部は稚内に出発し、明日の春季定期戦に出場。バドミントン部は明日、利中で島内3中の交流戦があります。いよいよ部活動も体育祭も本格化する5月です。ケガと病気に気をつけて、頑張りましょう。
0509 利尻島内中高合同「学問研究ガイダンス」
本日、隣の利尻高校で、標題の研修がありました。
「学問研究のガイダンス?」と聞いて、正直ピンとこないところもありますが、そこは利尻高校さんが仕掛けてくれた意図があります。
それは、利尻の一番上に位置する利尻高校で、自分たちが興味を持っていることから、進むべき道と可能性を見いだして学問に打ち込み、生きる力を身に付けていってほしい、そんな意図を感じます。
ぜひ、高校生からではなく中学生からその意識を持ち、利尻高校でも学問を学べることを知ってほしい。そのため、島内3つの中学校に開いてくれています。利尻中は3年生のみ参加しました。
午前は「これからのアドベンチャートラベルの重要性」として、ニール・ハートマンさんに講演いただき、午後は、大学と専門学校の体験授業として、16の道内大学・専門学校の教授・講師の方による体験授業・講義をしてくれました。
利中生が参加した授業の様子です。「看護職を目指す人へ」の看護職の講座で、この職に興味を持ったきっかけを交流し、大学で学べることを学習しました。
「遊びを通して育つ子ども」と題した保育科の講座です。あそびの様子を見て、自分が好きだった遊びを思い出しながら、保育の大事さを学びました。
「
「観光って地域を救えるのか」という観光産業学科の講座です。世界と日本を比べた観光の利点と課題、そして利尻島は今後どのように進んだらいいか、を学びました。
「栄養学を学ぶ」という栄養科の講座です。体に必要な栄養は何か、学んだ内容を将来の職業に活かせる選択肢を学びました。
「Culture on the Internet」という英文学科の先生の講座。英語でやるの?と思いきや日本語が大変上手。インターネットに現れる文化の違いの例として、SNSがある時代とない時代に地域のPRの仕方が変化したことや、アメリカと日本のSNSで現れる人々の関わり方が違うこと、これは人々の文化が影響しているのでは?という面白い内容でした。
そのほかにも、「あなたの知らないAIの世界」「トータルビューティー」「食事介護~食べることと食べさせてもらうことの違い」「臨床検査技師の仕事」「和風リゾットに挑戦」など、魅力的な授業や講座がありました。
明日は進学相談会として、5つの時間帯に分けて、各校への進学説明を聞くことになっています。よい学びの機会としてほしいです。
利尻高校の皆様、このような貴重な機会を作っていただき、ありがとうございました。
0508 1年数学の授業
今日の1年数学は「減法」です。+が付いた正の数と-が付いた負の数の引き算です。
□に入る数を求めるためには、答えから足す数を引くと答えが分かります。今日はここからスタートです。
ある数に+5を足すと、-2になる数は何でしょう。
□+(+5)=-2
□=(-2)ー(+5)=-7と書きました。
ある生徒が言いました。「答えは、ー7って分かるけど、どうやって計算したらいいか~?」
そうなんです。この計算は「負の数から正の数を引く」という減法の特有の難しさがあります。
そこで、「-7」にするために、簡単な方法を提示しました。同じ負の数であれば、足し算で「-7」になります。こうすると答えは出るのですが、なぜそうしたらいいのか生徒達は考えます。頭をくねらせたり、体の反らせ方が考える様子を物語っています。
一人が正解っぽいことを言っても、みんなは納得しません。近くの人と相談してみんなの前で発表します。聞く方も話し合った内容とかみ合っているかどうか真剣です。
『減法の時は加法にする。次の数の符号は、+なら-、-なら+、つまり逆にする」という法則がみえて、みんなで納得しました。
このあと、問題を解きながら各自が納得できる形になり、まとめをして授業を終えました。
「自分で考え、相手と相談し、互いの説明をきき、自分でも試して納得した学び」で、「個別最適な学びと協働的な学び」の両方を充実させる様子を見ることができました。