- 12月12日です。4時間目、利尻高校生による体育授業、昼休みに生徒会レクが企画されています。
利中日記
0409 授業の様子
昨日の授業の様子です。
B組は、2年生と3年生の1名が一緒の授業で、正の数、負の数をやっていました。私は二人の興味に合わせて、利尻の昨日と今日の最高気温について問題を出しました。「月曜日は12℃、今日は4℃で、違いはいくつ?」、二人は最初は間違えながらも正しい答えを出すことができました。(気象予報士が「昨日の気温と比べて-8℃」とは、決してマイナス気温とは限りませんよね。あれ?大丈夫かな?)
3年音楽では、4月から先生として赴任した先生の授業。発声練習のために向かい合い「アエイウ、エオアオ」と発声していましたが、マスクがあって確認ができません。「お互いの口の形を見て互いにチェックしよう、マスク外すのは恥ずかしいかも知れないけど」と伝えたところ、みんなが外して声を出し始めました。口の形を見て笑顔が出ました。「叫びたい気持ち、明るい気持ち、伝えたい気持ち、いろいろな感情を載せて、発声するんだよ」の言葉に、3年生もうなづいていました。すでにマスクは強制ではないのですが、恥ずかしい気持ちがあり付ける生徒もいます。恥ずかしい気持ちが少しずつ無くなり、納得して外せられることを願っています。
2年数学、今年から少人数で分かれて授業を行います。基本定着・思考の2つのコースがあります。お家の人と相談して決めて、単元(学習のまとまり)が終わったら、また選び直すことが出来ます。自分の状態や頑張りに合わせて選んでほしいです。
授業の始まりは、どの先生も生徒も真剣です。いい学びをスタートしてほしいと願っています。
0406 新しい先生紹介放送
今年度初日から、驚きの動きを見せた放送委員会。今日もいい動きを見せてくれました。
題して「新しい先生の紹介放送~!」、さすがです。
急遽、給食中の先生を呼び出し出演させる、という放送委員会が誇る信頼と実績がなせる技です。
教頭先生は用事があって出演できませんでしたが、転入した二人の先生は、放送委の要望に元気に応えてくれました。「利尻に来るのを楽しみにしていた」との言葉に、企画した放送委の生徒達も喜んでいました。
一年生も、今日の一日で「つかれた~給食なんだっけかな~?」と言っていましたが、放送のレベルにニコニコしながら給食を食べていました。放送を聞いてホッと出来たでしょうか?
先週土曜日から始まり、今週も土曜日の参観日まであります。ぼちぼち頑張りましょう。
0408 授業がスタート
今日から、実質の通常の学校生活がスタート。
一時間目は入学式の会場の後片付け、復元をしました。
1年生は、校内の施設見学。8年目と言ってもまだまだ新しい校舎なので、目新しい教室ばかりです。
家庭科室もこんな感じ。
教示鏡(調理工程を見せる天井の鏡)の説明をすると、なぜか?のぞき込んでいます。愉快な3人です。
2・3年生は授業がスタート。新しい先生になった理科と英語です。
1年生は学級目標を決めていました。こだわりは、漢字一文字だそうです。
1年生の数学です。パズルを解いています。出来た人はまだの人を助けています。答えを言うのでなく、ヒントを教え、出来たときには「あ~、うげ~、ん~」という叫びが出ます。
喜びもひとしおです。
今日は午前のみの授業。2・3年生は部活で、生徒会入会式の練習です。
0406 令和6年度始業式・第8回入学式
アップが遅くなってすみません。
昨日の6日(土)、着任式と始業式を行いました。
今年度は3名の先生が着任されました。昨年9月の管内教育研究大会に来ていた先生、学校行事で利尻を1週歩いていた先生、利尻中にゆかりのある教員が関係者にいた先生など、3名とも利尻にゆかりがあり希望して来てくれたことがわかり、迎える側としても元気がわきました。
今年度の体制発表をしましたが、ほぼ全ての先生が新しい役割を持つこととなったため、発表する度に、みんな驚きや戸惑いで、仲間と顔を見合ったり手をたたいたりと、新鮮な反応がありました。(先生方も喜んでいました)教室に戻って学級開きとオリエンテーション、そして入学式の装飾を直しました。
土曜日なのでお弁当で昼食。ある驚く出来事がありました。「先生!お昼の放送、やっていいですか~?、原稿書いてきたので・・・」、先生方も「?!」と驚きでした。「自分たちだけで(放送が)やれます!」と主体的な意思表示。これには、先生方も反対する理由がありません。「では、よろしく!」と背中を押しました。昨年も数々取り上げた放送委員会のいい役割、それが年度初日から始まるなんて。実は、昨年度も前委員長(卒業した先輩)もやっていたそうです。いいスタートを切るために、昼放送をしようという気持ちがとてもうれしかったです。
午後から、入学式が始まりました。
8名の新入生を迎えました。
校長式辞では、中学校で考えて行動してほしいこととして、2つ話しました。「(1)自分の将来を考えること、(2)将来を生きるために必要な4つの力~①人間関係や社会との関係をつくる力、②自分を理解し、自己管理する力、③いろいろな課題に対応する力、④自分の将来を計画し学び続ける力~を身につけること」
利尻町長の祝辞では、利尻中が続けてきた良さを、2・3年生が引き継いで、1年生に教え、新しいメンバーで続けよりよくしていくこと、それが伝統を引き継ぐこと、とのメッセージをいただきました。
今日から初舞台の前期生徒会長からは、「利尻中のたくさん良さを活かし、よい学校にしていこう」と決意を述べてくれました。
最後に記念撮影。全校生徒34名、教員14名で、今年度がスタートしました。
保護者の皆様、地域の皆様、そしてホームページをご覧になっている皆様、今年も1年どうぞ応援してください。よろしくお願い致します。
0403 顔合わせ研修
昨日で赴任される先生が出そろい、本日午後に顔合わせ研修を行いました。今回は「学校経営方針研修」として、校長が講師で進めました。
利尻中の学校教育目標「ふるさとを愛し未来を担う生徒の育成」は、「私たち(教師・保護者・地域)が利中生を育てる姿」であることを学習し、同時に、中核的な重点「キャリア教育」で育てる基礎的・汎用的能力(4つ)について触れました。(詳しくは、左のバナー「利尻中 学校概要」に載っています)
ここから先生方で活動をしました。キャリア教育の基礎的・汎用的能力にある4つの力、(1)人間関係形成・社会形成能力(2)自己理解・自己管理能力(3)課題対応能力(4)キャリアプランニング能力は、”生徒にどんな力を育ててて、どんな姿が見えればいいか”という「行動指針・行動指標」を考えてもらいました。
付箋に書いて、交流しました。
15分の交流の後、グループ毎に「どんな姿が見えればいいか」を発表しました。
4つの力の1つ「自己理解・自己管理能力」です。このグループでは「自分と他者との違いに気付く力、予想・予測できる力、その具体例」が必要だ、と話し合われたようです。
この研修で学んだ視点は、職員室内に掲示しました。先生方はこの研修を通して、この4つの力を生徒達に付けられるように、授業や学活、部活動などで意識的に実践していきます。そしてその力が育った姿を見取り、生徒達に返していきたいと考えています。
これらの力は、テストの点数では測れない「非認知能力」と呼ばれる力です。変化の激しく予測が付かない「VUCA(ブーカ)の時代」にあって、子ども達が未来を予測し、必要な力を付けていけるよう、利中の個性豊かな教職員で協働して行きたいと思います。
始業式・入学式まで残り3日です。
0329 別れの季節
3月の最終の金曜日です。今週に入り、旅立つ生徒、先生方が増えて来ました。今日も同僚の先生に加え、生徒達も見送りに来ていました。
島の名物、紙テープでの見送り。私は幼少期から夏の利尻に来ていたので、小学生の頃に最初見たときは驚きました。大人になっても、この別れはなんか寂しくなりますが、お世話になった人へのせめてもの餞(はなむけ)として、素晴らしい文化です。今日は雨と風があったので、濡れるとすぐテープが切れてしまうので中止しました。
旅立つ本人は、感慨引き潮でしょう。本当に活躍を祈っています。もしかしたら2度目の赴任もあるかもしれませんね。
今年は日取りの関係で、旅立ちの儀式は4月1日まで続きます。
0323 エアコン工事
今週土日もエアコン工事です。今日はクレーン車が入ってきました。
エアコンに必要な室外機(空気の入れ換えを行う外に設置するもの)を、1年生教室横のベランダに設置するために、機械や部品を2階に持ち上げるためです。利尻中に入ったエアコンはオフィス用のため、大きな室外機です。
これらの設置と配管、そして電源接続が完了したら完成です。試運転は30日を予定しています。(卒業生のみなさん、見せられずにごめんなさいm(_ _)m)
新学期に入ったら無事に動いて活躍してくれるでしょう。楽しみにしていてください。
0322 修了式・離任式
本日、無事に令和5年度の修了式を迎えることができました。
予定の206日から臨休で6日なくなりちょうど200日でしたが、感染症による学級閉鎖もなく安全に過ごすことができました。修了証を2人の学級代表に授与し、お話をしました。
始業式の時に、先生方で考えている「10年後を生きぬく力、利尻中の生徒に付けたい力」を振り返りました。「1.まわりと関わる力、2.情報を判断し活用できる力、3.自立する力」この力を育てることが出来たかどうか。行事では大きな成長がありましたが、より具体的に評価として返していけるように、先生方の研修を進めていきます。
また「学校でなにより大切なこと」で、「1.健康に過ごせる、2.語れる仲間をつくる、3.落ち着ける場所を持つ」この3つについても、学校が安心安全に過ごせる場を、みんなと創っていきたいと考えています。
生徒会長からは、この一年間、利尻中で学んだことを活かして、4月からもよりよい学校を進めていこうと話がありました。(ちなみに、後期の会長として最後のお話となりました。4月からは交代しますが、学級や委員会でも力を発揮してください)
離任式では、5名の先生方が利尻中を離れることになりました。送別会は企画できなかったので、今日が初めての発表でした。
それぞれの先生方からは、たくさんの想いを抱いて、生徒達のために教えていたこと。そして、次の赴任地に行っても利尻のことを忘れず頑張っていくとの感謝と決意の言葉を聞いて、関わりのある生徒達は涙していました。
副会長から感謝の言葉があり、最後に生徒達がアーチで見送りました。列が出口まで足りないと分かると、島渡りの土台のように、次まで走ってアーチをつなげていました。
とても微笑ましく、寂しい気持ちよりも感謝の気持ちが溢れていました。
別れと出会い、感謝と次への希望をもって進みましょう。一年間、本当にありがとうございました。
4月27日から、ほぼ毎日続けていた「利中日記」ですが、春休み期間は少し頻度が減ります。
こちらのedumapをメインに、少しずつ充実させていきますので、ご理解ください。
0321 前期生徒会役員選挙 立会演説会
放課後の時間で、前期生徒会役員選挙の立会演説会がありました。
今回立候補したのは、会長1名、副会長1名、書記2名で、2年生2名、1年生2名です。それぞれの思いを語ってくれました。
「みんなの意見を取り入れ、よりよい学校に進めていく」「3年生が卒業して静かになったので、利中を盛り上げたい、体育祭などまとめていきたい」「行事を企画して利中を盛り上げ、一人一人の個性を大事にして生き生き過ごせる学校にしたい」「全校生徒が楽しめるように、レクなどを企画して仲を深めたい」
やはり、学校をよくしていきたい、生徒達の仲を良くして盛り上げ、生き生きと過ごせる学校にしたい、という想いに溢れていました。学級で信任投票が行われ、明日発表となります。
3年生が残してくれた財産を大切に、4月からも生徒会を中心に、学校自治を創っていきましょう。
0321 ラスト清掃
明日は2時間授業のため、今日で今年度のラスト清掃となります。
昼休み、先生と生徒で協力して清掃する場面が、あちらこちらで見られます。楽しくみんなでそして綺麗に。そんな活動時間にできる良さが利中にはあります。
来年度もそんな学校文化を大切にしていきましょう。
0321 2年生学級レク
2年生の3・4時間目は学級レクでした。
お邪魔したところ、「人狼ゲーム」をしている最中でした。ルールと進行を3年副担任の先生がしてくれて(感謝!)、みんな楽しく進めることができました。
「人狼」ゲームは、味方になりすましたウソつきを会話で見つけ出すゲーム。プレイヤーは、全員とある村の住人として振る舞い、その中の何名かは人狼役で、村人に化けて村を滅ぼそうとします。
村人たちは毎日、発言や仕草を頼りに見分けのつかない人狼を探し、多数決でもっとも疑わしい 1名を人狼とみなして処刑します。
こうして昼と夜が繰り返され犠牲者が増える中、人狼をすべて処刑できたら人間の勝利。それよりも早く人間を減らし、生存者の半数を人狼で占めたら人狼の勝利。
人狼や人間の他にも、夜に人狼を見つけることができる予言者や、昼間に処刑した相手が人狼だったか分かる霊媒師など数多くの役割があり、これらはプレイ開始前に配られたカードによって決まります。そのため、同じメンバーで遊んでも毎回異なる展開を楽しめます。
人狼は巧みなウソで、人間は的確な推理で、会話を通じて仲間を説得し相手を追い詰めていくのが「人狼」ゲームの醍醐味です。最後は、誰が怪しいかを一斉に指さしています。(以上、ネットから調べましたm(_ _)m)
楽しく盛り上がったレクでした。さあ、このあとは前期生徒会役員選挙です。
0321 B組の床掃除
B組では、床掃除を絶賛実施中で、本日終了となりました。
B組の床は、滑りにくい凹凸があるゴム素材で、しかも鉛筆やホワイトボードのかすを踏んづけると床が黒くなる床です。
消しゴムで消しても落ちず、諦めていたところ、スチームモップが登場。でも蒸気パワーだけでは不十分なので、メラミンスポンジ(俗に言う◯落ちくん)で落としてモップをかけるとあら不思議、8割ぐらい落ちました。
担任の先生と一生懸命2週間に亘って掃除しました。生徒のパワーはかなり強く、汚れを落とすよりスポンジが早く消耗しがちだったので、汚れをやさしくみがき落とすことも学びました。
教室を掃除する・丁寧に使うは、日本人の競技サポーター達の礼儀でも絶賛されたように、地域社会に活かせる優れた習慣です。今日明日で今年度も終わります。きれいにして今年度を終えましょう。
0319 1年美術 バターナイフ&ジャムスプーン
先日、授業を見に行き、1年生が一生懸命につくっていた「バターナイフ&ジャムスプーン」が見事に完成しました。
木製なのでオリーブオイルを表面に塗り、バターやジャムとも合うように仕上げました。1年生が仕上げたナイフ&スプーンは、使い勝手がいいかどうか家で使ってみるそうです。ご家庭のみなさんも評価してあげてください。(未来の木工芸術家が誕生するかも知れません)
これは、木の切れ端を使ったペンダントでしょうか? 確か早く終わった人たちが作り始めたと聞きました。おでんの形や模様がユニークで味わいがあります。
こちらは「た◯◯っち」でしょうか?このような味わいのモノをコツコツ作れる1年生。なんか素敵です。
0319 総合文化部調理実習
今日の総合文化部は調理実習を行いました。
活動の切り絵が早く終わることが見えていたため、お楽しみ企画をしようと計画。4人と先生方で作り始めました。メニューは、チョコパイとガトーショコラ、バスクドチーズケーキと抹茶なんとかケーキ(ごめんなさい聞きそびれました)のスイーツ祭りです。
写真を撮りに行ったときには、もうチョコパイが完成し後半にさしかかったところでした。でも、できあがったスイーツは職員室にもお裾分けしてくれました。職員室で仕事をしていた先生、部活でいない先生にも全て配ってくれました。本当に美味しくて疲れがホッと取れました。
最後にみんなで食べたり、持ち帰ったりしたそうです。少し片付けの時間が足りず先生方が手伝ったそうなので、次回はしっかり計画を立てて、片付けまで盛り込んだ「調理実習完全コンプリート」を目指してほしいなぁと思います。
明日はお休みで部活もありません。今年度も残りわずかです。木曜日元気に会いましょう。
0318 公立高校合格発表
遅くのアップですみません。
今日は公立高校の合格発表でした。
昔は高校の玄関まで行って、受験番号を見つけて「あったー!」という光景はもう昔のこと。コロナ禍を踏まえた今は、ネットで高校の発表を見て,中学校に行って知らせてくる,という形になっています。
それでも、卒業生が来てくれるのを職員室で待っていました。結果は、祝全員合格!みんな頑張った成果が出ました。笑顔で来てくれる卒業生、こちらも大変嬉しかったです。
玄関で見送りをして、後は22日の離任式で登校するのみとなりました。もうすでに島を離れている仲間もいます。少し寂しいですが,卒業生にとっても学校にとっても、次に向かう準備です。今日も先生方は新年度に向けた会議でした。今年の反省を踏まえて、来年度に変えていくことを決めました。
今年度も残り3日です。いい形で終われるように,みんな頑張りましょう。
0315 会場の後片付け
今日から、1・2年生のみの登校となりました。
1時間目に会場の後片付けをして、ステージ以外は元通りに戻りました。中学校は受験の発表前に卒業式を終わらせて、その後は、入試の合格発表、離任式のみに来る形になります。もちろん、すでに合格が決まっている卒業生は、先に進路先に向かう人もいます。
今日の給食も「卒業してさみしいよ」放送になってしまいました。でも、少しずつ乗り越えていってください。あっという間に新入生を迎える日が来ますので。
そんな給食の時に、B組に行ってみると、あれま、新しい先生が来ていました。先生と仲良く給食を食べていました。
今日は4時間で下校となり、午後は先生方の会議です。明日明後日でエアコン工事が終了する模様です。
明日は沓形小、明後日は仙法志小の卒業式です。
0315 今日の掃除の様子
今日の掃除から、1・2年生が担当することになりました。
玄関では、いつも厳しく優しいT先生が1年生に、玄関掃除の区分けと階段掃除の掃除機の使い方をご指導されていました。
昨日、卒業生がいた3年生教室は「・・・・」いつまでも残すわけにはいきませんね。担任の先生が綺麗にしておられました。
昨日、できあがった卒業の集合写真は、多目的ホールの「利中から巣立った卒業生達」コーナーの7番目に収まりました。さきほど担任の先生が写真を印刷してました。ぜひ受け取ってくださいね。
明日・明後日は、沓形小、仙法志小の卒業式。4月に入学する新入生の姿をしっかり見てこようと思っています。
0314 第7回卒業証書授与式
制限のない卒業式は、令和元年以来3年(修正→4年)ぶりとあって、ご来賓の方もたくさんお越しくださいました。ありがとうございました。
卒業証書を授与した際、ひとりひとりと目が合うのですが、笑顔の子、しんみりしている子、凜々しい人、それぞれの思いが伝わってきました。
壇上でメッセージを話しました。まわりへの感謝と次への希望を語ってくれました。その言葉を聞くだけで、涙が出てきました。
式辞でお話ししたのは、「生涯学び続けてほしいこと、力を合わせて困難を乗り越えること」です。卒業生達が駆け抜けた3年間で、見事に成長してくれたので、これからそれぞれの道を歩んでも、きっとそれぞれの場所で頑張ってくれると思います。
町長の祝辞でも、コロナ渦の中、団結して乗り越えた経験を糧に、次へ進んでほしいと激励をいただきました。
現生徒会長の送辞では、内容を暗記して述べてくれました。卒業生のたくましい姿は理想像であり憧れだったこと。体育祭では団結力を高め、失敗しても笑い合い励ます姿に強い絆を感じ、学校祭では全員の個性を笑顔が溢れる発表に心打たれたこと。いつも隣の教室から聞こえてきた賑やかな笑い声が聞こえなくなるとさみしい。自分たちも明るい雰囲気の学校を作れるように頑張っていく。心こもった送辞でした。
答辞は、旧生徒会長が述べてくれました。入学したときは、いろんなことが制限され、マスクで制服も着ない生活で、寂しさや悲しさを感じる日々からのスタート。2年生になってから少しずつ規制が緩和され大会に出られるようになったこと。3年生になって、5類に移行し、思い描いていた中学校生活が戻ってきたこと。たくさんの障害を乗り越えたからこそ、かけがえのない充実した3年間になったこと。在校生には中学校生活はとても短い、なので自分らしさと感謝をもって何事にもチャレンジしてほしい、と述べてくれました。
最後に、学年の仲間12名へ感謝を述べました。「時に騒がしく、賑やかなみんなですが、いざとなればどんな失敗をも協力して乗り越えるクラスです。私は『こんなクラス他にありますか?』と、心の底から自信を持って言えるくらい、最強で最高のクラスだと思います」の言葉に、本人はもちろん、会場中の人々が涙しました。
「コロナ渦という前例のない道を歩んできた私たちだからこそ、大丈夫。どんなことも『その時』を楽しみながら立ち向かうことのできる、そんな大人になってまた皆で出会いたいと思います。今まで本当にありがとう」と締めくくってくれました。
卒業生合唱は「正解」。歌詞がとても3年生の歩みに似ていて、強く気持ちを持ちながら歌う姿があり、会場から拍手が送られました。全校合唱「笑顔のふるさと」は、昨年の卒業式のために作った歌。この練習用の音源も自分たち卒業生が歌ったもの。音楽が専門ではない先生が、音楽の授業を通して一生懸命作った曲を、全校生徒で歌いました。卒業の時に歌った歌は、一生心に残ります。大切にしてほしいです。
退場の後に写真撮影。
また、15年間生きてきたことへの感謝を、生徒達は作文して自分の親に渡しました。担任から「こんな時だからこそ、渡すときに手を握ってくださいね」との声。「親の手は張りがなかったり、しわがあったりする。15年前はそんな手ではなかった。そうやって愛情をかけてきたんだよ」との言葉に頷く卒業生。自分の親は今日の日をそうやって迎えたことに感謝の気持ちを感じていました。
卒業式と同じくらい中身の濃いホームルームをして、卒業生は元気よく利尻中を巣立っていきました。
13名のみなさん、本当にありがとう。利尻中の校訓「愛郷立志」、学校教育目標「ふるさとを愛し未来を担う人」として、生きていってください!みなさんの活躍と幸せを心から祈っています。