- 11月16日、子ども文化の集いに参加しました。
2024年5月の記事一覧
0509 利尻島内中高合同「学問研究ガイダンス」
本日、隣の利尻高校で、標題の研修がありました。
「学問研究のガイダンス?」と聞いて、正直ピンとこないところもありますが、そこは利尻高校さんが仕掛けてくれた意図があります。
それは、利尻の一番上に位置する利尻高校で、自分たちが興味を持っていることから、進むべき道と可能性を見いだして学問に打ち込み、生きる力を身に付けていってほしい、そんな意図を感じます。
ぜひ、高校生からではなく中学生からその意識を持ち、利尻高校でも学問を学べることを知ってほしい。そのため、島内3つの中学校に開いてくれています。利尻中は3年生のみ参加しました。
午前は「これからのアドベンチャートラベルの重要性」として、ニール・ハートマンさんに講演いただき、午後は、大学と専門学校の体験授業として、16の道内大学・専門学校の教授・講師の方による体験授業・講義をしてくれました。
利中生が参加した授業の様子です。「看護職を目指す人へ」の看護職の講座で、この職に興味を持ったきっかけを交流し、大学で学べることを学習しました。
「遊びを通して育つ子ども」と題した保育科の講座です。あそびの様子を見て、自分が好きだった遊びを思い出しながら、保育の大事さを学びました。
「
「観光って地域を救えるのか」という観光産業学科の講座です。世界と日本を比べた観光の利点と課題、そして利尻島は今後どのように進んだらいいか、を学びました。
「栄養学を学ぶ」という栄養科の講座です。体に必要な栄養は何か、学んだ内容を将来の職業に活かせる選択肢を学びました。
「Culture on the Internet」という英文学科の先生の講座。英語でやるの?と思いきや日本語が大変上手。インターネットに現れる文化の違いの例として、SNSがある時代とない時代に地域のPRの仕方が変化したことや、アメリカと日本のSNSで現れる人々の関わり方が違うこと、これは人々の文化が影響しているのでは?という面白い内容でした。
そのほかにも、「あなたの知らないAIの世界」「トータルビューティー」「食事介護~食べることと食べさせてもらうことの違い」「臨床検査技師の仕事」「和風リゾットに挑戦」など、魅力的な授業や講座がありました。
明日は進学相談会として、5つの時間帯に分けて、各校への進学説明を聞くことになっています。よい学びの機会としてほしいです。
利尻高校の皆様、このような貴重な機会を作っていただき、ありがとうございました。
0508 1年数学の授業
今日の1年数学は「減法」です。+が付いた正の数と-が付いた負の数の引き算です。
□に入る数を求めるためには、答えから足す数を引くと答えが分かります。今日はここからスタートです。
ある数に+5を足すと、-2になる数は何でしょう。
□+(+5)=-2
□=(-2)ー(+5)=-7と書きました。
ある生徒が言いました。「答えは、ー7って分かるけど、どうやって計算したらいいか~?」
そうなんです。この計算は「負の数から正の数を引く」という減法の特有の難しさがあります。
そこで、「-7」にするために、簡単な方法を提示しました。同じ負の数であれば、足し算で「-7」になります。こうすると答えは出るのですが、なぜそうしたらいいのか生徒達は考えます。頭をくねらせたり、体の反らせ方が考える様子を物語っています。
一人が正解っぽいことを言っても、みんなは納得しません。近くの人と相談してみんなの前で発表します。聞く方も話し合った内容とかみ合っているかどうか真剣です。
『減法の時は加法にする。次の数の符号は、+なら-、-なら+、つまり逆にする」という法則がみえて、みんなで納得しました。
このあと、問題を解きながら各自が納得できる形になり、まとめをして授業を終えました。
「自分で考え、相手と相談し、互いの説明をきき、自分でも試して納得した学び」で、「個別最適な学びと協働的な学び」の両方を充実させる様子を見ることができました。
0507 3年理科 遺伝の授業(補足)
3年理科の授業にお邪魔しました。先週から「遺伝」の学習に入っています。
メンデルさんという、キリスト教の牧師さんが発見した優性遺伝の法則です。
(事後補足:2017年より、遺伝で使われる言葉は「優性・陰性」から、「顕性(けんせい)・潜性(せんせい)」に改められたそうです。なるほど、ためになりました。)
形質とは、遺伝によって親から子へ受け継がれる生物の特徴のこと。
対立する形質を持つ個体のうち、一方の形質が現れる個体と、他方の形質が現れる個体を親として受粉させると、生じた個体(子)には一方の形質だけが現れることを「顕性形質」といい、子に現れます。現れない形質は「潜性形質」と呼ばれます。
今日の課題は、その顕性形質の個体を掛け合わせると、顕性形質は3、潜性形質が1の割合で出てくるのはなぜか?というもの。
片方の形質をA、もう片方の形質をaとすると、こんな形に遺伝として表れます。Aaばかりで多いですね。
ここから、Aa同士を掛け合わせる孫の代になると、AAが1、Aaが2、aaが1の割合で出現し、顕性形質が3、潜性形質が1になりました。
今回の授業と繋がるか確かではありませんが、隔世遺伝というものがあります。
AAかaaをそれぞれ祖父、祖母にすると、子供ではAaのため互いに似るのですが、孫になるとAAかaaが現れるため、祖父母にそっくりなケースがあります。生徒に質問したところ「あっ!」と気付いた子がいました。(理科の先生、間違えてたらごめんなさい。m(_ _)m)
0507 校内研修
連休明けの今日は、校内研修を実施しました。
今年度から、利尻中はICTの共有プラットフォームをMicrosoft TeamsからGoogle workspaceに換えました。3校で1つに揃えるために時間がかかりましたが、これで富士町とも同一、利尻高校でも継続した活用が出来るようになります。
今日は全員のアカウントがそろったので、Classroomというアプリを使って、課題の配布や回収、細かな設定を行ったり、meetという会議アプリも試してみました。
先生方も他市町村の学校で使っていたので、教え合い比較的にスムーズに操作しました。コロナ渦で学校がGoogleアプリ使い出してから4年ほど経ちますが、少しずつアップデートされているのがわかりました。
これから授業を通して、生徒達に教えていくことになります。慣れていってください。
0507 選抜優勝大会の結果
バレー部は、予選リーグで赤平中に1勝し決勝リーグに進出。
決勝リーグでは、再度札幌栄町中にあたり、善戦しました。
男子の試合では、同じ宗谷の「稚内合同・幌延中学校」が準優勝となり、応援している方も元気が出ました。
昨日の終便で帰島し、今日から再スタートとなりますが、今週末には春季定期戦もあります。学んだことを活かして戦いましょう。