2024年12月の記事一覧

1204 3年学活~性の学習~

今日の5時間目、3年学活で性の学習を行いました。題材は「妊娠の前と後~よく知りよく考えよう」ということで、子育ての経験もある養護教諭のS先生が担当しました。

3年生はすでに、保健体育で妊娠に関すること、総合で赤ちゃん抱っこ体験や家庭科の保育実習で、自分たちがパートナーと一緒に家庭を作り、子どもを育てる意識があります。ですが、一番身近な関わり、異性との性交について考えることをねらいとしたものです。

まず最初に保健分野の復習。妊娠は性交した時が始まりではなく、前回の生理が終わった時を0日として数えること。生理が2回遅れると妊娠はすでに3ヶ月目になることを学びました。

中絶は初期と中期の2度できるが、遅くなるほど母胎への影響が大きいことが分かりました。

22週目になると、どんなことがあっても中絶はできない。母胎から出てきても生きていけるからだと学びました。

2つ目に、望まない妊娠を避ける必要性について学びました。まだ学生だと、1人で産んで育てることが難しいこと。子どもの虐待死が一番多いのは「産んだ直後」である。それは、妊娠が分かり、誰にも相談せず中絶もできず、産み落として放置するか殺してしまう悲しい事件が起きていること。望まない妊娠を防ぐためには、避妊方法についても男女両方が考えることが望ましいことを学びました。

3つ目、恋人ができて性交しそうになった時、考えなければいけないことは何か(妊娠を望んでいない場合)を考えました。個人で考え、グループで話し合いました。女子2グループ、男子グループで考え発表しました。

お互いの同意や妊娠したときの負担など、その先のことを考える、等の意見が出ました。

最後に幸せになるための3Sを学びました。また、担任のS先生から男性の立場の話をしてもらいました。

S先生は「卒業後も幸せに生きてほしい」ことを語りました。高校に行った卒業生が妊娠して高校を中退した話、異性との交友の噂話が聞こえてくることをあげ、女子はパートナーにする男子をよく観ること、男子も女子をよく観ること、でも恋愛すると人は盲目になる。卒業しても幸せに生きて、いい噂話を聞かせてほしい、と話しました。

振り返りでは、一生懸命に今日の学びを書いていました。

少しショックを受けた面もあると思いますが、自分やまわりの人の心や身体を大切に、幸せに生きていくための学習です。困ったときは決して一人で閉じこもらず、両親や仲間そして先生に相談してくださいね。

1204 手をつなぐ子らの作品展の準備

今週末の手をつなぐ子らの作品展、準備まっしぐらです。

今日は、つくった作品を販売するための、POP(商品+値段の札)をつくっていました。

とてもシックな色合いの巾着袋ができています。

こちらは、先日からお目見えの3年生の作品です。クリスマスリースが加わりました。

こちらは、立体的な魚ですね。テーブルクロスの感じから、本当に水辺にいるような気がします。

魚のスタンプです。ゴム製のスタンプに絵を写し取って、デザインナイフで仕上げました。

今年の会場は、稚内総合文化センターの小ホールです。先日、沓形小のHPにも作品展のお知らせがありました。利尻中と沓形小は入口の前なのでとても売れそうです。お互いに頑張りましょう。

1202 保健室前の掲示物

今まで、いろいろためになる掲示物がある保健室前。今回はかなり高度な内容です。

「認知バイアス」。皆さん聞いたことがあるでしょうか?「◯◯バイアス」という言葉は、災害が発生したときに、「今までこんなことは起きてないから大丈夫」と経験に頼って、正確な認知ができず避難が遅れてしまう「正常性バイアス」がよく言われます。今回の「認知バイアス」も勉強してみましょう。

これは、あるあるでないでしょうか?

これは、私もその通りです。自分だと許せるのに、他の人だと腹が立つ。よくないですね。

これは、生徒の皆さんもあるあるでしょう。

これもあるあるです。自分と同じ境遇にある人をついつい応援したくなります。また逆に「大阪の人はツッコまないと気が済まないから~」と型にはめてしまいがちです。

このような形で、認知バイアスとは、偏見や先入観、ゆがんだデータや思い込みや誤解を指します。普段から無意識のうちに生じている心理現象で「心のクセ」と言われているものだそうです。

それぞれの質問のアドバイスは、保健室前の実物をめくって学習してください。

これらを直して行くには、きちんと相手を観てとらえること、情報と事実を分けてしっかり考え手判断すること、経験を積むことだそうです。みなさんも気をつけましょう。

1201 利尻高校マクドナルド短期研修報告会

12月1日(日)、利尻町どんとで開催された「利尻高校マクドナルド短期研修報告会」に参加しました。

マクドナルドとは、某ハンバーガーチェーンではなく、「ラナルド・マクドナルド」さんというアメリカ人冒険家の名前。1848年日本に来て、日本人に最初に英語を教え、黒船来航時に英語通訳を務めた日本人を育てた人として知られています。

ニューヨークから捕鯨船プリマス号に乗り込み、ハワイ諸島、香港、バタン島などを経由した後、船が琉球、済州島付近を通過し日本海の蝦夷地周辺に着いた。1848年6月27日に手漕ぎの小舟に乗りかえ単身で上陸を試みた。最初、焼尻島に上陸したが無人島だと思いこみ、再度、船をこいで同7月1日、利尻島野塚に上陸した。

島に暮らすアイヌ人と10日ほど暮らした後、島内の別の場所で日本人にとらえられて拘留された20日の間に取り調べをうけ、次いで松前に送られ、さらに10月に長崎に送られた。

マクドナルドは何度も奉行所で尋問を受けたが、通訳をつとめたのは森山多吉郎(森山栄之助、後にペリー艦隊来航時に通訳を務める)であった。(ウィキペディアより一部抜粋)

利尻富士町の野塚にその記念碑があり、利尻町博物館にも展示があります。2012年にマクドナルド奨学基金支援の会がつくられ、途中コロナで中止期間もあり今年で9回目、14人を研修を送り出しました。今回は2年生の2名が参加をし、報告がありました。

 

報告会では、マクドナルドさん生誕の地、オレゴン州ポートランドの西側、アストリア市を訪問し、アストリア高校での生徒との交流、ホストファミリーとの交流、市内見学や各景勝地の訪問の報告がされました。

高校では、自分たちと同じくchrome bookを使っていること、遠慮無く自分の意見を言っている授業、交流のスピードの速さに付いていけず、言いたいことが言えずに諦めてしまうなど英語力に課題が見えたこと。ホストファミリーとの交流でアメリカンフットボールを始めて生で観たこと、折紙など遊びの交流をしたこと、教会の日曜礼拝に一緒に行ったこと。博物館や雄大な自然に触れたことや食べ物などの報告が写真と動画で触れられ、たくさんの経験をしてきたことが分かりました。高校2年生、17才でこれらの体験ができたことが大きな収穫だと感じました。

きっかけを大事にすると、人を大きく成長させます。すぐに変われなくても時間をかけて活かす人もいます。英語を学ぶきっかけ、利尻を見直すきっかけ、アメリカの情報を集めるきっかけ、利尻に来ている外国の人とつながるきっかけなど、大きく活かしてほしいと思いました。

また、地元の利尻高校を選び、英語を学ぶ大きなきっかけとしても、利尻中の生徒達に紹介し、活かして行きたいと思いました。2名の生徒と利尻高校の皆さん、報告ありがとうございました。

 

1203 全校体育「創作ダンス発表会」

本日の6時間目、全校体育では創作ダンス発表会がありました。

全学年それぞれ、創作する部分が異なり、でも互いに意識しながら練習してきました。

さすが3年生。最後まで息の合った練習をしていました。

発表前に集まって、発表順、踊る曲、見るべき視点を確認しました。

1年生はグループ名「ヤソパソマソ」(読みづらい!)、何かにまつわる踊りを披露しました。

2年生は堂々とステージで披露。3グループがそれぞれ個性豊かに作った踊りを披露しました。

トリを務めたのは3年生。2年生より創作部分が増え、それぞれがシンクロしたり、別々だったりを組み合わせ、とても盛り上がる感じに仕上げました。最後のジャンプも見事でした。

互いの踊りを見て、工夫していた点、決まっていた点などを評価し合いました。よい点は取り入れながら何かの機会に活かせるといいですね。

さて、ダンスが終わると次は柔道だそうです。こちらもがんばりましょう。