1204 3年学活~性の学習~

今日の5時間目、3年学活で性の学習を行いました。題材は「妊娠の前と後~よく知りよく考えよう」ということで、子育ての経験もある養護教諭のS先生が担当しました。

3年生はすでに、保健体育で妊娠に関すること、総合で赤ちゃん抱っこ体験や家庭科の保育実習で、自分たちがパートナーと一緒に家庭を作り、子どもを育てる意識があります。ですが、一番身近な関わり、異性との性交について考えることをねらいとしたものです。

まず最初に保健分野の復習。妊娠は性交した時が始まりではなく、前回の生理が終わった時を0日として数えること。生理が2回遅れると妊娠はすでに3ヶ月目になることを学びました。

中絶は初期と中期の2度できるが、遅くなるほど母胎への影響が大きいことが分かりました。

22週目になると、どんなことがあっても中絶はできない。母胎から出てきても生きていけるからだと学びました。

2つ目に、望まない妊娠を避ける必要性について学びました。まだ学生だと、1人で産んで育てることが難しいこと。子どもの虐待死が一番多いのは「産んだ直後」である。それは、妊娠が分かり、誰にも相談せず中絶もできず、産み落として放置するか殺してしまう悲しい事件が起きていること。望まない人々を防ぐためには、避妊方法についても両方が考えることが望ましいことを学びました。

3つ目、恋人ができて、性交しそうになった時、考えなければいけないことは何か(妊娠を望んでいない場合)を考えました。個人で考え、グループで話し合いました。女子2グループ、男子グループで考え発表しました。

お互いの同意や、妊娠したときの負担など先のことを考える、等の意見が出ました。

最後に幸せになるための3Sを学びました。また、担任のS先生から男性の立場の話をしてもらいました。

S先生は「卒業後も幸せに生きてほしい」ことを話しました。教え子が妊娠して高校を中退した子や噂話が聞こえてくることを例に、女子はパートナーにする男子をよく観る、男子も女子をよく観ること。でも恋愛は盲目になる。卒業しても幸せにいい噂話を聞かせてほしい、と話しました。

一番最後には、一生懸命に今日の学びを書いていました。

自分やまわりの人の心や身体を大切に幸せに生きていくための学習です。困ったときは決して一人で閉じこもらず、両親や仲間、そして先生に相談してくださいね。