利中日記

1113 3年道徳「友情の進化形」

昨日6時間目、3学年で道徳を行いました。3年生は、普段は入らないO先生の道徳です。

「友情の進化形」という題材で、「知り合い」→「友だち」→何に進化する?という発問から始まりました。

「ピチュー→ピカチュウ→ライチュウ、のようですか?」の補足に笑いがありながらも、生徒達は写真のように返しました。

3年生はじっくり考える仲間です。真剣なまなざしに「すごいね3年生」と返しながら、目標を立てました。

読み物の題材は、日本と韓国の女性スピードスケート選手の話。知り合いから友だちになり、試合を通してお互いを尊重し、平昌オリンピックで互いの健闘をたたえ合う話です。生徒達にとっては小学生時代の出来事。でも中体連を戦った3年生にとって、相手を尊敬し高め合う心は身近に感じられる内容です。

その歩みの中で、悔しさや諦めがきっとありながらも、自分を高める目標として相手を意識し、切磋琢磨していった様子を黒板に書いていきました。3年生も、2人の様子を捉えながらも、いつの間にか自分たちのことのようにを振り返っていました。

韓国で開かれた冬のオリンピック。日本人選手が先に好記録を出した際、次の韓国人選手のために、口に人差し指を当て歓声が静まるようにお願いした場面。

彼女が意図した理由は何なのか。3年生はじっくり考え、classroomのChatにたくさん打ち込み、先生は黒板に書きました。

一緒に参観した先生方もじっくり考え、考える生徒の気持ちや先生側の立場になって学んでいました。

韓国人選手が滑り終わり、最終的には2位、日本人選手が優勝となりました。でも、互いにたたえ合う姿がありました。このシーンからどんなことが分かるか。正解なんてありません。自分が考え、仲間の認識から学び、考えを深めていきました。

知り合いから友だちへ、そしてそこからさらなる進化形。その歩みには何が大事だったのか。3年生一人一人の経験から考え、これから自分はどんな生き方をしていきたいか、を意見に書いてまとめました。

先生の発問に食いつき、じっくり考え応える3年生。先生へのまなざしも真剣で、背中側から観ていても分かります。

昨日から3者面談も始まりました。自分の生き方を考える進路実現、卒業に向けての歩みにしてほしいです。