2024年5月の記事一覧

0517 全国学力学習状況調査(英語)

本日、全国学力学習状況調査の英語の調査を行いました。

国語・数学は4月に実施しています。英語は抽出校による実施となり、本校はめでたくその学校に選ばれ実施となりました。

1時間目は筆記試験の「聞くこと・読むこと・書くこと」の調査。英検3級レベルの内容が出ました。

2時間目は「話すこと」の調査。CBT(Computer Based Testing)というタブレットを使った調査です。

各自、ヘッドセットを付けて、タブレットを専用サイトに繋ぎ、問題をダウンロードして、画面の指示に従って匝瑳をすると、画面に説明や画像が流れ、それに合わせてマイクに回答を吹き込みます。

ヘッドセットで少し閉塞感がありますし、聞き取りと答えを考えて文章化しマイクで吹き込むなど、なかなか緊張します。各自、進度が違って、先に答えを言っている人がいるとなおさらです。

オンライン学習など、もっともっと普通の状況になると、このテスト形式も慣れていくことと思います。

3年生のみなさん、お疲れ様でした。

 

 

 

0516 利中体育祭、テーマ・種目発表会

今朝の読書の時間で、利中体育祭テーマと種目の発表会がありました。

 今年度のテーマは、勝敗笑美戦で(かっぱえびせん)と読みます。(よく見たら、えびせんの形・・・)ねらいは、勝っても負けても笑い合い美しく戦う。1人1人の思い出に残る体育祭、だそうです。とても覚えやすく伝わるテーマです。

 生徒会役員が一生懸命説明しました。いい説明には、内容と準備と伝わる言葉、そして聞く側の反応が必要ですが、前回よりもわかりやすい説明でした。

 また、生徒会種目も、例年「利中大戦」という名称で戦っていましたが、ケガ防止のため改良した競技「利中競走」を説明しました。

 来週から練習が始まります。各学年や縦割りのリーダーで、内容と準備、伝わる言葉を準備して、そしていい反応で、盛り上がる練習にしてほしいと願っています。

(利中日記を読んでいただいている方も、この説明が分かりやすければ、下の👍ボタンを押していただけると励みになります)

0515 一斉委員会

本日6時間目は、一斉委員会を行っています。

先日の生徒総会を受けて、具体的な活動計画をしている委員会、体育祭の種目を企画している生徒会役員、学級種目を検討している学級役員など、それぞれ話し合っています。

 

読書週間の企画を立てている図書委員会。

給食が楽しくなる放送の企画を立てている放送委員会。

家庭学習強化の企画を立てている生活学習委員会。

セレクト給食のテーマを話し合っている保健委員会

体育祭の生徒会種目を企画している生徒会役員。練習の進め方までイメージして話し合っていました。

 各学年も体育祭の練習計画と日常生活の課題について話し合っていました。

 

 

0514 火災避難訓練

今日の6時間目、避難訓練を実施しました。今の学校は年に2回、火災と地震津波の避難訓練をすることになっています。

6時間目に非常ベルが鳴り、警報が作動した教室に教師が走って初期消火。うまく消火できず避難を判断し、先生方で分担し、生徒達は自分で自分の命を守り、2分で全員避難できました。

生徒達の避難を見て、火災はいつやってくるかわからないこと。いつかくる避難本番のためにしっかり練習してほしいと伝えました。また、消防の八木さんからは、本当の煙は熱いこと、有害なガスであること、煙は上にたまるので、姿勢を低くして安全に避難することを教えてもらいました。 

 

避難後、消火訓練をしました。

消火器のピンの外し方、ホースの持ち方、握って液が出たらほうきを掃くように火にかけ、弱くなったら近づいて完全に消火する。本物の消火器は粉が出る。いつか使うときのために覚えておいてください。

利尻礼文消防事務組合沓形支所の皆様、ご協力ありがとうございました。

 

 

 

 

0514 3年音楽 2年理科

3年音楽は「帰れソレントへ」の鑑賞に入りました。イタリアのナポリで生まれたカンツォーネ(民謡)です。

昨年はこの単元、日本在住のフランスの方に出演してもらいました。今年は若いO先生なりに考えた工夫がありました。まずは、歌詞の理解。日本語に訳した歌詞とイタリア語の直訳(単語中心とした訳)を比べてみて、どちらが理解できるか。これは、イタリア語の直訳の方が理解しやすいとの反応でした。日本語歌詞はめちゃくちゃ古い日本語でした。

 次は、日本語で歌い始めました。カンツォーネの旋律(音の流れ)を理解して歌うためには、やはり表現が必要。腕と手を前に大げさに動かしたり体を前に出して歌うと、あら不思議。3年生は面白がりながらやっていました。

 最後は、イタリア語で歌いました。

2年の理科です。化学実験です。実験結果を分析していました。

炭酸水素ナトリウム(NaHCo3)を加熱するとどうなるか。この検証を行っていました。

 フェノール二レーン溶液というアルカリ性を示す溶液に、炭酸水素ナトリウムを入れた色より、加熱した後の物質を入れた色の方が真っ赤に染まっていました。別の物質に変化したという実験でした。

この炭酸水素ナトリウムは、俗に言う「重曹」です。二酸化炭素が発生して膨らむため、ホットケーキを膨らます材料にも使われています。加熱すると性質が替わる実験は、2年生でたくさん学ぶので、安全に注意して行い、理科に興味を持ってほしいです。

 

 

 

 

0511 島内中高バドミントン交流試合

本日、バドミントン部は、島内中高バドミントン交流戦に出場しています。会場は利尻中です。

島内3中(鴛泊中・鬼脇中・利尻中)と利尻高校の4校で、バドミントンを通して技術と体力、人としての成長でつながりあう仲間が集まると、圧巻の風景です。

 指導する先生方とコーチ陣、送迎と応援の保護者のご協力があっての開催です。ありがとうございます。

 会場を見回していると、床モップが綺麗に整頓してありました。

 昨日、壁掛けフックが壊れ、モップが雑に置きっぱなし+後始末が不十分でした。公務補さんと相談し台車を用意したのです。生徒達はそれをみて、そろえて使いやすくしようと自主的に動いてくれました。課題対応力の現れです。大変うれしいです。

交流戦が終わると片付けがあります。強いチームは片付けも準備も一流です。普段からできていることの大事さ、他中の動きも見て学べるとうれしいです。

 

0510 前期生徒総会

本日の4時間目、前期生徒総会を行いました。

その前に、だいぶ遅くなった認証式を行い、生徒会役員には校長から、各委員長、各学年の学級長には、生徒会長から認証状を授与しました。

 3年生になると、生徒会長といえど同級生から授与されるので、独特の雰囲気を感じていました。

前期の生徒会の活動について、提案をしてもらいました。放送委員会には、昼の放送のリクエストボックスの要望、保健委員会の活動にある水質検査はなぜするのか、の質問がありました。

 学年の目標、活動についても発表がありました。

1学年の活動に対して、3学年が質問するなどいい反応もありました。

 最後に、校長から生徒達に話しました。「計画は掲示するなどして忘れず実行しよう。求められることに気付くなど、自分+まわりをみて行動しよう。提案する人に反応したり応援するなどして盛り上げていこう」の3つです。

 また、体育祭についても「今年は、練習時間や準備をよりコンパクトにしているので、計画をよく観て、楽しくしっかり練習、そして盛り上げていきましょう」と伝えました。来週からスローガン、縦割りリーダーが決まり、練習が始まります。

 今日の終便でバレー部は稚内に出発し、明日の春季定期戦に出場。バドミントン部は明日、利中で島内3中の交流戦があります。いよいよ部活動も体育祭も本格化する5月です。ケガと病気に気をつけて、頑張りましょう。

 

 

0509 利尻島内中高合同「学問研究ガイダンス」

本日、隣の利尻高校で、標題の研修がありました。

「学問研究のガイダンス?」と聞いて、正直ピンとこないところもありますが、そこは利尻高校さんが仕掛けてくれた意図があります。

 それは、利尻の一番上に位置する利尻高校で、自分たちが興味を持っていることから、進むべき道と可能性を見いだして学問に打ち込み、生きる力を身に付けていってほしい、そんな意図を感じます。

 ぜひ、高校生からではなく中学生からその意識を持ち、利尻高校でも学問を学べることを知ってほしい。そのため、島内3つの中学校に開いてくれています。利尻中は3年生のみ参加しました。

 午前は「これからのアドベンチャートラベルの重要性」として、ニール・ハートマンさんに講演いただき、午後は、大学と専門学校の体験授業として、16の道内大学・専門学校の教授・講師の方による体験授業・講義をしてくれました。

 利中生が参加した授業の様子です。「看護職を目指す人へ」の看護職の講座で、この職に興味を持ったきっかけを交流し、大学で学べることを学習しました。 

「遊びを通して育つ子ども」と題した保育科の講座です。あそびの様子を見て、自分が好きだった遊びを思い出しながら、保育の大事さを学びました。

「観光って地域を救えるのか」という観光産業学科の講座です。世界と日本を比べた観光の利点と課題、そして利尻島は今後どのように進んだらいいか、を学びました。

「栄養学を学ぶ」という栄養科の講座です。体に必要な栄養は何か、学んだ内容を将来の職業に活かせる選択肢を学びました。

「Culture on the Internet」という英文学科の先生の講座。英語でやるの?と思いきや日本語が大変上手。インターネットに現れる文化の違いの例として、SNSがある時代とない時代に地域のPRの仕方が変化したことや、アメリカと日本のSNSで現れる人々の関わり方が違うこと、これは人々の文化が影響しているのでは?という面白い内容でした。

 そのほかにも、「あなたの知らないAIの世界」「トータルビューティー」「食事介護~食べることと食べさせてもらうことの違い」「臨床検査技師の仕事」「和風リゾットに挑戦」など、魅力的な授業や講座がありました。

 明日は進学相談会として、5つの時間帯に分けて、各校への進学説明を聞くことになっています。よい学びの機会としてほしいです。

 利尻高校の皆様、このような貴重な機会を作っていただき、ありがとうございました。

 

0508 1年数学の授業

今日の1年数学は「減法」です。+が付いた正の数と-が付いた負の数の引き算です。

 □に入る数を求めるためには、答えから足す数を引くと答えが分かります。今日はここからスタートです。

 ある数に+5を足すと、-2になる数は何でしょう。

 □+(+5)=-2

 □=(-2)ー(+5)=-7と書きました。 

 ある生徒が言いました。「答えは、ー7って分かるけど、どうやって計算したらいいか~?」

 そうなんです。この計算は「負の数から正の数を引く」という減法の特有の難しさがあります。

 そこで、「-7」にするために、簡単な方法を提示しました。同じ負の数であれば、足し算で「-7」になります。こうすると答えは出るのですが、なぜそうしたらいいのか生徒達は考えます。頭をくねらせたり、体の反らせ方が考える様子を物語っています。

 一人が正解っぽいことを言っても、みんなは納得しません。近くの人と相談してみんなの前で発表します。聞く方も話し合った内容とかみ合っているかどうか真剣です。

 『減法の時は加法にする。次の数の符号は、+なら-、-なら+、つまり逆にする」という法則がみえて、みんなで納得しました。

このあと、問題を解きながら各自が納得できる形になり、まとめをして授業を終えました。

「自分で考え、相手と相談し、互いの説明をきき、自分でも試して納得した学び」で、「個別最適な学びと協働的な学び」の両方を充実させる様子を見ることができました。

 

0507 3年理科 遺伝の授業(補足)

3年理科の授業にお邪魔しました。先週から「遺伝」の学習に入っています。

メンデルさんという、キリスト教の牧師さんが発見した優性遺伝の法則です。

(事後補足:2017年より、遺伝で使われる言葉は「優性・陰性」から、「顕性(けんせい)・潜性(せんせい)」に改められたそうです。なるほど、ためになりました。)

 

形質とは、遺伝によって親から子へ受け継がれる生物の特徴のこと。

対立する形質を持つ個体のうち、一方の形質が現れる個体と、他方の形質が現れる個体を親として受粉させると、生じた個体(子)には一方の形質だけが現れることを「顕性形質」といい、子に現れます。現れない形質は「潜性形質」と呼ばれます。

 今日の課題は、その顕性形質の個体を掛け合わせると、顕性形質は3、潜性形質が1の割合で出てくるのはなぜか?というもの。

片方の形質をA、もう片方の形質をaとすると、こんな形に遺伝として表れます。Aaばかりで多いですね。

 ここから、Aa同士を掛け合わせる孫の代になると、AAが1、Aaが2、aaが1の割合で出現し、顕性形質が3、潜性形質が1になりました。

今回の授業と繋がるか確かではありませんが、隔世遺伝というものがあります。

AAかaaをそれぞれ祖父、祖母にすると、子供ではAaのため互いに似るのですが、孫になるとAAかaaが現れるため、祖父母にそっくりなケースがあります。生徒に質問したところ「あっ!」と気付いた子がいました。(理科の先生、間違えてたらごめんなさい。m(_ _)m)