0911 アスリート訪問~バレーボール大山未希さん来校

本日は、本校にバレーボール元Vリーガーであり、ビーチバレー選手だった大山未希さんが来校されました。

これは、スポーツ庁の「アスリートの派遣等による体育授業等の充実事業」に応募して見事に当選し、この度、利尻中に来ていただくことができました。(宗谷教育局の皆さんには橋渡しをしていただきました。感謝です!)

最初に、バレーをやったきっかけを話してもらいました。小1の時に1つ年上の姉(大山加奈さん)と一緒に練習を見に行った。その際、たまたまサーブを打ったら入ってしまった。才能があると言われた。そのきっかけでバレーを始めたそうです。

最初に、どれだけのスパイクを打つか、先生2名と生徒1名が体感しました。なかなかの威力でした。

  

次にボールを使った体幹トレーニング、楽しくやりました。

  

瞬発力も、手の器用さも試します。なかなか面白かったです。

  

チームになって、コートの端から端までボールを持ちながら走り、ネットではボールは上にあげ、体はネットの下をくぐって走ります。うまい子も苦手な子(先生も入りました)も応援です。応援ができたチームほど早くできました。

いよいよバレーのオーバーハンドです。アンダーでもみんなで練習しました。オーバーとアンダーのコツ、しっかりと覚えているでしょうか?

  

  

最後にゲームをしました。大事なのは、自分がボールを取る時は「ハイ、ハイ、ハイ」と呼ぶこと。レシーブするときは、渡す人の名前を上げる前に呼ぶことです。これだけでも、うまくいったときに声が出て、うまくいかないときには「おし~い!」と声かけできました。

大山さんからは「バレーボールは相手がいないとできないスポーツなので、自分も声を出してしっかりプレーし、相手を思いやる声がないとうまくいかないよ~」と、プレーを見て教えてくれました。

  

最後に質問コーナーで、大山さんに答えてもらいました。

「緊張はしますか?→しない。それまでの練習をしっかりやる。いつも通りのプレーをする。サーブの練習では、これを入れないと負ける、と想定してやります。緊張は悪いものではない。それだけ真剣にやれている証拠。なので、緊張を楽しみながら挑戦することが大事。」「バレーのやりがいは?よかったことは?→仲間がたくさんできたこと。外国にも行って綺麗な景色を見られたこと。プレーが決まってみんなで輪になって回れる瞬間」

「挫折をしたことはありますか?どうやって立ち直ったのですか→ビーチバレーに転向して肩をケガしたとき。姉も腰を痛めて引退した。姉からあなたには何とか頑張ってほしいと言われ、姉の想いを感じてカムバックした」、「苦労したことはありますか?→バレーで日本一になるために犠牲にしたことはある。家族旅行やプールも行ってない。でも、その分目標を達成したことでよかった。また、バレーで有名になりクラスの男子からもてはやされた時、女子全員から無視をされた。でも、バレーには仲間がいたし、男子もサッカーやるかと誘ってくれ乗り切った。大人になって思うのは、目標を達成するときは多少の犠牲があっても、信じるモノをしっかり持つと大抵のことは乗り切れる」「バレーでかっこいいポジションは?→エースとセッター。エースは最後を決めるのでかっこいい。でもセッターもチームが強いかどうかを決めるポジションなので、これもかっこいい。」

「ルーティーンはありますか?→私はない。でもそれをすることで緊張が収まるなら、ルーティーンはあった方がいい」「人生の目標を教えてください→今は自分がバレーで学んだことを発信して、素敵な人になりたいと思う。」「勉強との両立はどうしていましたか?→一番答えたくない質問。学校で応援されていたのに、授業で寝て過ごしていました。でも、それでは先生方から応援されない。大人になって勉強していなかったことは後悔している。特に語学は大事です。勉強はやった方がいいです。」

 

最後に、生徒会長から感謝の言葉を述べました。自分の言葉で「緊張しないこと、挑戦すること、仲間を思いやることをこれからも実践していきたい」と感謝の言葉を伝えて、授業を終えました。

放課後は、女子バレー部の指導にも入ってもらいました。引退した3年生も一緒に練習しました。

 

大山未希さん、利尻に来てくれて、たくさんのことを教えてくれて、本当にありがとうございました。