0919 地震津波避難訓練

6時間目には「防災教室」を行いました。

これは、年2回行う避難訓練(火災と地震・津波)に合わせて防災知識を学ぶ学習で、宗谷管内全校で「1日防災学校」等の名称で実施しているものです。

スマホなどで流れる「緊急地震速報」の音声を流し、高台に避難しました。3分20秒で全員避難できました。

役場の災害対策室の職員4名にお越しいただき、学習を行いました。震災関連死を起こさないため、3年間で学んだ「TKB」を再確認(卵掛けご飯ではありません)。

TはToilet(トイレ)、KはKitchen(キッチン)、BはBed(ベッド)の3つ。これに降雪地域ではWarm(温かさ)も加わるそうです。

今年は最後のBedづくりです。段ボールベッドを役場の職員さんの説明で作り始めました。

土台となる箱を組み立てます。

4つ入れた箱をさらに4つ並べ、上からロールを敷きます。

これだけで、「何人乗っても大丈夫!」な状態になりました。

3年生みんなで利尻山ポーズ!

これに最近は、頭の部分だけ底が抜けた段ボールを入れます。これだけでプライバシーが守られ、中の壁に家族の写真を飾り、心身の安定を図る人が多かったそうです。

その後、紙段ボールを組み立ててパーティション(衝立:ついたて)を組み立てました。

これは、間違えて組み立てた例です。

最後に、校長からの話。利尻には津波が来ないから訓練しなくていいよ~と地元の方に言われたこと。でも、訓練する意味は、生徒みんなが将来歩む中で必ず出会う災害に備えるため。なので、今日のことを教訓にぜひ自分の身を守り、まわりを助け、災害で病んだ心を互いに支えあってほしい。そして、学校で学んでいる掃除、係活動、話し合いは、その時にきっと役に立つので、しっかり学んでほしいと伝えました。

利尻町役場 防災対策室の皆さん、貴重な学びをありがとうございました。