- 11月16日、子ども文化の集いに参加しました。
0605 課題をとらえ、考え、言葉でまとめる大事さ
昨日、町3つの小中学校の管理職と教務の先生が集まって、学力向上会議がありました。
生徒達に学力を付けるために大切にしたいこととして、「生徒が主体的に学ぶ授業」「読む力・書く力」等が交流されました。
会議に参加し数学のO先生。3年数学で早速、生徒達が主体的に考える授業を展開していました。
√180は、√18×10になるか?
答えが分かれます。疑問の核心部分。√10=10なのか。机が近い人たちで話し合いが始まりました。
「√10って何?」、自分の持っている知識を言葉にして、話がつながり考えが広がります。「縦と横をかけた数が10だから~」との説明でしょうか。同意できたのか笑顔で頷(うなず)いています。
別のグループでは、以前書いたノートを見返したり、先生が繰り返し使った言葉「近似値」を思い出して、説明してくれました。
生徒達が使った言葉を板書し、教室全体の学びになりました。
次に、2年理科。化学反応の実験から学んだことを、説明しようという授業でした。
classroomを立ち上げて、先生が上げた課題「化学反応したときは、重さ(質量)はどうなるのか」について、自分の予想を書き込みます。自分の意見もタブレットだときちんと反映されるので、正しい場所にアップできているか確認しています。
質量は増えたり減ったりする、という意見も多かったのですが、ビデオを見て「変わらないんだ~」とまとめることができました。単に知識で覚えるのではなく、自分の予想を立て、仲間と交流し「なんでそうなるの?」と違う考えや自分の考えの根拠から深く考え、検証してしっかり記憶に定着させることができました。
今の授業は、「知識・技能」から「思考・判断・表現」が重視されています。それは、変化が激しい世の中で、自分や他者と協力し解決する力が重要だからです。そのためには、課題をとらえる、考える、自分の言葉でまとめるということがないと、相手に発信し協力・解決ができません。
「簡単に答えが出る、簡単にできる」が重宝され、YouTubeもショート動画が流行る時代です。学校の授業をきっかけに、家庭でも話したり、考えたりして、学ぶことへの興味が増えていくといいなぁと願っています。