0718 食に関する講話(写真追加)

今日の給食はセレクト給食です。保健委員会でハワイ料理というテーマを決め、主食のロコモコ丼を中心に、サラダやデザートなど自分たちで選ぶ給食となりました。

それに合わせて、利尻郡学校給食組合(給食センター)から栄養教諭が来校し、食に関する指導をしていただきました。昨年もお世話になった利尻小・鬼脇中のO先生です。

今回は、中学生の生活と食をテーマに、講話をしていただきました。学習や部活動に関心がある利中生に合わせて話をしてもらいました。

家庭科でも習った、毎回の食事に必要な3要素を復習しました。そして1日3食をバランス良く取ること、その中でも朝食が、目覚めと学習には一番必要なことを復習しました。

「ひみこのはがい~ぜ」という合い言葉です。しっかり噛むことが体にいいことを学びました。私は初めて学びました。

また、しっかりよく噛むことが学習にも繋がります。歯でよく噛んだときにどこが動くかを確認しました。米を噛むときに動くから「こめかみ」、この部分がよく動くと脳が刺激されるからだそうです。

また、よく噛まないで丸呑みしてしまうと、胃腸に負担が行き、お腹が痛くなったりします。

また、胃腸に負担が行くと、脳に行く血液が少なくなり眠くなります。「5時間目に眠くなる人いませんか?」に激しく同意する人、たくさんいました。(私もです)

次に、どんな食事を食べたらいいのか。最近多いのは、食事代わりにお菓子を食べるという人がいます。これについても触れていただきました。

糖質は、脳の栄養になるので必要ではあるのですが、お菓子に多いのは、体ですぐに分解される「単糖類・2糖類」と呼ばれるもの。食事にある糖は、でんぷんに含まれる「多糖類」です。これは体でゆっくりと吸収されます。小麦粉よりも米の方が吸収がゆっくりで腹持ちが良く、脳に長持ちするエネルギーになるそうです。やはり食事をしっかり取って、脳に糖分を運ばせた方がいいですね。

若者の体を作る栄養素にカルシウムがあります。18歳までしか体に溜められません。そこで土台を作ると緩やかに減っていきます。その前に不足すると・・・。

鉄分に関しても、成長期やスポーツをする人には必要で、不足しがちな栄養素となります。鉄分を取ることで、血液の中の赤血球が脳や全身に酸素を運びます。バレーなど足を使う人は、ジャンプすると足のかかとで赤血球が凝結して酸素が供給しづらくなるそうです。常に新しい赤血球が酸素を運べるよう、鉄分をしっかり取りましょう。(バレー部の生徒はめちゃくちゃ反応していました)

 2種類の鉄分、お互いにいいところがあるそうです。覚えておきましょう。

食事をしっかり食べて回復し、勉強やスポーツで力を発揮して、また空腹になって食事、といういいサイクルを続けてほしいとの学習でした。

最後に「自分の生活と食のために、どんなことができるか」を考えました。みなさん、学んだことを家でも実践してほしいです。

 保健委員会代表から感想と感謝を述べました。代表からも、しっかりご飯を噛んで食べて、体を作ります、と決意を述べてくれました。

食事が自分たちの脳と体をつくり、生活する土台を作る、いい学びになりました。栄養教諭のO先生、ありがとうございました。