0123 薬物乱用防止教室

今日の6時間目,全校の保健体育の授業として,薬物乱用防止教室を行いました。

この教室は,全国での薬物検挙者の増加を受けて平成10年から実施が広がり,今は学校保健計画に定められ,全国の中学・高校で年1回以上実施されているものです。

今は2年生の保健体育科に学習が位置づけられていますが,利尻中では全校生で実施し先生方も参加しました。

講師は,沓形駐在所の太田署長さんです。

DVDを視聴しながら,薬物は軽いノリで近づいてくること,最初の1回で薬の効果が切れた後に禁断症状があること,耐性が付いて依存してしまうこと,買うためにお金がついて回ること,脳や神経に記憶が残るとフラッシュバックや幻聴・幻覚が起きること,家族も支えられなくなり検挙された後は,本人だけでなく家族まで迷惑をかけてしまうこと,など生々しい苦労を観ることができました。

DVDを視聴した後,太田署長から説明がありました。今は大麻取締法が強化され,以前は持っていることで検挙されたが,今は体の中に成分が残っていれば逮捕されることなどを知りました。

学年で他にききたいことを出し合いました。

3年生からこんな質問がありました。「友人に薬物を勧められた場合,持っていたら逮捕されるのか」「ずっと持っていた場合,未使用でも捕まる場合がある。友人からもらってしまった場合,友人から離れて自分の安全を確保する。そして警察に伝え,その薬物を渡すといい。」

実際に,利尻を離れる3年生もいます。薬物でつながらず,正しい行動で自分を守ってほしいと思います。太田署長様,ありがとうございました。