利中日記

1128 願書作成と作品作り

今日はB組の様子を載せます。3年生は2人生徒がいます。

今日は、自分が受検する高校の出願書類を作っていました。「どうしてこの学校を受験しようと思ったのか」、文章にまとめるのに苦労していました。

そんな時に役に立つのが生成AI。「自分が興味を持っていることを入力~。◯字以内で作文して」と命令文(プロンプト)を打ち込むと、文を作成して返してくれます。確認して「あ~これ使える~」と、出願書類に転記していました。一生懸命に作成していました。

こちらは、既に何度か取材した「手をつなぐ子らの作品展」の作品作り。本当に器用に魚を掘っています。

刃物なので指先のケガに注意しながら作業を進めていました。互いに7日の本番が終わったら、少し学級レクをしようと計画しています。それまでお互いに頑張ってほしいです。

 

1127 お昼の放送と指導監訪問

今日のお昼の放送の企画は「あと何日」放送。今日から数えて「あと何日で◯◯になる」を教えてくれました。

あと3日で12月。あと26日で冬休み。あと36日で元旦だそうです。12月の別名「師走(しわす)」が、その字のごとく過ぎ去らないようにしたいものです。

放送委の皆さん、いつもホッとするお昼放送をありがとうございます。

午前中に、北海道教育庁宗谷教育局の千代義務教育指導監と利尻町教育委員会の宮道教育長が利中を訪問されました。まず若手の先生の授業、音楽と英語を参観。3年音楽は箏の演奏でした。題材は有名な「荒城の月」です。

この曲では普通に弦をはじく弾き方以外に、弦の一部を押さえ音調を上げる必要があります。どうやったら音が上がるのか、みんなで考えました。

モデルでO先生が奥で弾いています。一生懸命に弾く先生の演奏に聴き惚れてしまいました。この後、みんなで演奏しました。

こちらは、1年英語。現在進行形を学んだ後、教科書の本文を何度も読んで練習しました。

教科書の本文を覚えたら、日本語→英文に即興で変化させる練習をしました。指示も英語です。先生は2度伝えていますが、1回でも十分な位すぐ反応できていました。

2人の先生が一生懸命に実践を積んでいることに感心されていました。また、今年度の利尻中の学校経営についても意見を述べていただき、小中高の連携ができていること、生徒指導の連携ができていることに評価をいただき、先生方が自分の担当教科の専門性を活かして共通に取り組むことについてご意見をいただきました。

千代指導監様、宮道教育長様、訪問いただき、ありがとうございました。

 

 

1126 手をつなぐ子らの作品展に向けて

12月7日(土)稚内で行われる「宗谷管内手をつなぐ子らの作品展」に向けて、B組では販売する商品を作っています。

「手をつなぐ子ら」の行事は、宗谷管内各小中学校の特別支援学級、稚内養護学校の児童・生徒が集う行事で、6月には「交流会」で稚内(小学生)と猿払(中学生)で宿泊学習、12月は「作品展」で、作品を作ることで手先の器用さを伸ばし、販売を通してお客さんとやりとりし、お金を得ることで働くことの意義を学ぶ行事となっています。

夏休み後に少しずつ作品を作っていましたが、いいペースで作品ができあがり、2日(月)の全校朝会で紹介と思いきや、3-Bでは担任の先生と相談して、今日から展示コーナーができあがっていました。

見てください、この出来映え。厚みのある板から魚の形に切り抜き、凹凸を加えて掘り進み、最後はオイルステインで色を加えて仕上げました。

こちらは、浜で拾ってきた貝殻を磨き、裏面はセメントを入れて重しにしてあります。文鎮にも使えます。

 くれぐれも販売作品ですので、お手を触れないようにお願いします。7日(土)10:30より、稚内総合文化センター(市役所横の建物)で行われます。稚内に行かれる方はぜひ見に来てください。

今度、2ーBの生徒の作品も取材したいと思います。

 

1126 2年総合 昆布を活用した調理実習に向けて

本日の5時間目、2年生は家庭科室で何やら相談をしていました。

来週の6日(金)に、昆布を使った調理実習があるので、それに向けたメニューの検討です。

タブレットを使って調べました。「昆布の料理と言われても~」という声が聞こえてきそうです。

実は、2年生での昆布調理実習は、利尻町の中学校で代々続いてきた内容です。(沓形中でもやっていました)

家庭科のK先生と相談しながら決めていました。利尻昆布は出汁昆布なので澄んだ色の出汁がとれます。その後の昆布を活用したり、出汁を使った料理を考えたり・・・。改めて昆布の奥深さを感じました。

 

利尻島の給食も昆布を使って調理をしていると、給食センターのO先生が言っていましたね。当日は美味しい料理が出来るのを楽しみにしています。

1125 中間テストの昼休みの様子

今日は後期中間テストがありました。

カウントダウンが大好きな3年生の教科連絡黒板。しっかりTodayと書いてありました。

昼休み、体育館には誰もいません。

生活学習委員会企画、家庭学習鬼連チャンの取組、最高で12連チャンを達成しました。

3年生の教室は、お互いに気を遣い、静かに準備です。

5時間目の教科は社会。3年生は公民分野。3人で余裕のピース!

実は本日、3年生の仲間が一人、入学試験を受けています。彼女にも届いてほしいです。

2年生も一生懸命、地理を復習しています。関東地方、中部地方、信越地方を学習していました。

1年生は歴史。時代は鎌倉~室町時代。う~ん、大河ドラマの時代の少し後でした。

一夜漬けにも見えますが、この土日で集中して勉強したことを共有し、できた達成感とできなかったことの振り返りをして、次につなげていってほしいと願っています。

 

1122 税の作文表彰

金曜日に、税の作文表彰式がありました。

これは国税庁と全国納税貯蓄連合会が主催となり、全国の中学生を対象に行われています。

利尻中では、1年生を対象に国語科で取り組んでいます。今回は、本校1名が稚内税務連絡協議会の会長賞を受賞しました。

稚内税務署から、総務課長さん、上席国税徴収官さんがお見えになり、緊張の面持ちで賞状を受け取りました。おめでとうございます。

表彰式の案内を学級でしたところ、1年生のみんなが一緒に来てくれたので記念撮影の準備。「素晴らしい1年生ですね」と、税務署の方もそのやりとりをみて喜んでいました。

何かと、税金のことがクローズアップされていますが、きちんと収め、きちんと使われることが税金の良さです。その気持ちをしっかりもって、税金を納めましょう。

 

 

1122 中学校乗入れ授業

本日の1時間目~3時間目、校区小学校6年生が中学校の授業を体験しに来ました。

昨年度から、小学校に行くのではなく、中学校に乗り入れて体験しています。

最初に、教務の先生から「小学校と違うところをたくさん見つけてください」と声をかけられ、3時間の授業がスタートしました。

写真の関係から2時間目の美術。鑑賞の授業でした。小学校では「図画工作(略して図工)」から中学校では美術と技術にわかれることを学び、鑑賞カードを使って、2枚の作品の共通点を見つけたり、親がヒントを言って、子がその作品を見つけ出すゲームなど、鑑賞を観る眼を学びました。

3時間目は音楽。小学校にはない琴の演奏を行いました。ピアノの音階(ドレミファソラシド)と琴の音階が違うことに驚き、それぞれの音を出しながら「さくら さくら」の演奏にチャレンジしました。みんなで音が合わさった時の表情がとてもよかったです。

1時間目は英語、校長が担当しました。内容は中学校への橋渡し。挨拶ゲームをした後、①アルファベットの音読み。音読みを覚えると簡単な単語が読めました。②ローマ字表との比較。50音を表すための文字で、batとbattoでは、全く発音が違うことを確認。③間違えやすいアルファベットの大文字・小文字。Bからbはわかるけど、どうしてDがdになったかをみんなで考え、確認しました。

最後に、乗入れ授業の感想を聴きました。違うところは、「時間が違う、教室が違う、琴など使う教材が違う、先生が違う」、同じところは「勉強する」との感想がありました。

また1月末に体験入学があります。ここでも学んでほしいと思いますが、まずは卒業しないと中学校には来られません。しっかり小学校を終わらせて中学校に来てほしいと思います。待ってます。

1121 テスト前学習会

昨日の放課後、テスト前学習会を行いました。月曜日に中間テストがあり、それに向けて分からないところを互いに解決したり、先生に聞く機会として解説しています。

良くない例としては、先生方に聞きまくる、だらだらやるというのが過去にも少しありましたが、第3回目となった今回は、落ち着いて取り組む様子が見られました。

あくまでやるのは自分自身。それでも分からない場合は友人に、それでも分からない場合は先生を静かに呼んで解決していました。

いつの間にか、『理科~!』『社会~!』という札を用意して、高く上げて目的の先生に静かにアピールしている人もいたり、聞きやすい先生に聞いて、専門外なのに一生懸命対応している先生もいました。

今日、土日と自分たちで学習しますが、YouTubeやLINEの誘惑に負けず、しっかり勉強してください。

1121 1年学活「性の多様性」

日記の更新がしばらく止まっていました。すみません。

昨日の5時間目、1年学活で「性の学習」を行いました。

題材は「性の多様性」。性的指向や性自認など、性の有りようは多様であることを理解し、個性や生き方を尊重する意識を育てることを目的に、1年生で実施しています。

最初に、男らしさ、女らしさ、自分らしさをクイズにして、話題づくりをしました。

無意識に、医者=男性、保育士=女性と決めつけてしまうことがあることを学びました。

次に、性のとらえ方4つを学びました。体の性、こころの性、好きになる性、表現する性の4つに別れ、LGBTQAという、それぞれのアルファベットの頭文字を学びました。最近よく耳にする単語ですが、各頭文字だと学びました。

性のとらえ方で、大多数が志向する性の在り方がマジョリティ、少ない志向の性がマイノリティであること。最近、マイノリティをカミングアウトする有名人もいて、それにより苦しんでいる人への支えになっていることを学びました。

ここから、SOGIEの説明がありました。それは、性的指向(Sexial Orientation)、性自認(Gender Identity)、性表現(Gender Expression)の頭文字で、全ての人にとって100%男性的、100%女性的ということはなく、各項目がグラデーションのように強弱があり、人それぞれであることです。

動画を視聴し、それぞれくじを引きました。「心の性、好きな相手の性」が自認する性と違う役を演じてみました。相手に表現して、言った気持ち、聞いた気持ちをワークシートに書きました。

近年、大学生が信頼置ける友人に、自身のセクシャルマイノリティーを告白(カミングアウト)し、その友人が受け止められずに他の人にLINEで流した(アウティング)ため、カミングアウトした人が命を絶った例などを紹介し、それらについて注意すべき点と、法律についても学びました。

近年、話題となっている性の多様性ですが、決して急に出てきた話ではなく、昔から戸惑い苦しむんでいる人がいて、それが受け止められる環境が少しずつ整ったと捉えましょう。学校でも制服や着替えの問題など、対応する課題があるます。多様性に寛容な社会の実現のために、お互いにしっかり学んでいきましょう。