2024年11月の記事一覧

1121 1年学活「性の多様性」

日記の更新がしばらく止まっていました。すみません。

昨日の5時間目、1年学活で「性の学習」を行いました。

題材は「性の多様性」。性的指向や性自認など、性の有りようは多様であることを理解し、個性や生き方を尊重する意識を育てることを目的に、1年生で実施しています。

最初に、男らしさ、女らしさ、自分らしさをクイズにして、話題づくりをしました。

無意識に、医者=男性、保育士=女性と決めつけてしまうことがあることを学びました。

次に、性のとらえ方4つを学びました。体の性、こころの性、好きになる性、表現する性の4つに別れ、LGBTQAという、それぞれのアルファベットの頭文字を学びました。最近よく耳にする単語ですが、各頭文字だと学びました。

性のとらえ方で、大多数が志向する性の在り方がマジョリティ、少ない志向の性がマイノリティであること。最近、マイノリティをカミングアウトする有名人もいて、それにより苦しんでいる人への支えになっていることを学びました。

ここから、SOGIEの説明がありました。それは、性的指向(Sexial Orientation)、性自認(Gender Identity)、性表現(Gender Expression)の頭文字で、全ての人にとって100%男性的、100%女性的ということはなく、各項目がグラデーションのように強弱があり、人それぞれであることです。

動画を視聴し、それぞれくじを引きました。「心の性、好きな相手の性」が自認する性と違う役を演じてみました。相手に表現して、言った気持ち、聞いた気持ちをワークシートに書きました。

近年、大学生が信頼置ける友人に、自身のセクシャルマイノリティーを告白(カミングアウト)し、その友人が受け止められずに他の人にLINEで流した(アウティング)ため、カミングアウトした人が命を絶った例などを紹介し、それらについて注意すべき点と、法律についても学びました。

近年、話題となっている性の多様性ですが、決して急に出てきた話ではなく、昔から戸惑い苦しむんでいる人がいて、それが受け止められる環境が少しずつ整ったと捉えましょう。学校でも制服や着替えの問題など、対応する課題があるます。多様性に寛容な社会の実現のために、お互いにしっかり学んでいきましょう。

1116 子ども文化の集い

16日(土)は、利尻町子ども文化の集いが行われました。

長い1週間の締めくくりの発表です。法被を着てリラックスして待ちました。

開会式の後、トップバッターが利中ソーランです。見ている地域の方と小学生に向けて、精一杯太鼓を打ち鳴らし、踊りました。

迫力ある大締め太鼓の二人。

リズムをつくる平太鼓の3人。

主旋律を奏でる宮太鼓もバチが揃っていました。

太鼓と踊りが合わさる発表は中学校だけです。迫力ある発表に大きな拍手が送られました。

休憩時間、発声練習です。暑さもあり、元気出しの声合わせは「ニューニュー」で行いました。

利尻中の「ふるさと」発表の後、小中全体合唱で童謡の「ふるさと」を歌いました。今の子にとっては難しい歌詞ですが、メロディーと共に小学生の頃から歌った歌詞。利尻町の子ども達がどんとのステージで歌い、発表したことが思い出になってくれるとうれしいです。発表、お疲れ様でした。

 

1115 「子ども文化の集い」前日リハ

昨日の利中ソーラン練習に引き続き、全校合唱も久しぶりの練習になりました。

発声練習であまり声が出なかった様子なので、先生から大きな声のリクエストで「ピー!ピー!」と言ってみましょう、で「ピーピー!!!」と大きな声が出るみなさん、ノリがいいです。

パート練習でも、それぞれのやり方で気持ちを高めて、最後は学校で合わせました。よく「一度本番を終えると気持ちが高まらない」と言いますが、「気持ちを揃うともう一度高めるのにそんなに時間はかからない」とも考えられます。昨日今日の練習を見て、利中生は後者かなと感じます。

利尻町総合交流促進施設「どんと」で、放課後時間ではありましたがリハに入りました。

先生が音源を忘れてしまい、太鼓のソロ部分のみ先に練習してましたが・・・・、

踊り組が音なしで練習を始めていました。リーダーとフォロワーの高め合い、さすがだなと感じました。

音源が到着し、練習開始です。やはり音響がいいので太鼓もスムーズにたたけました。明日は人が入ります。どのようになるか見物(みもの)です。

最後に合唱を合わせました。嵐の「ふるさと」は人を惹きつける歌詞です。精一杯歌いきりましょう。

明日は、9時開始です。たくさんの町民、島民の皆さんのご来場をお待ちしています。

1114 非行防止教室

6時間目、非行防止教室が行われました。講師は沓形駐在所の所長さんです。

今回学んだ内容は3つ。(1)暴力行為の禁止 (2)SNSの使い方 (3)闇バイトについて です。

(1)暴力行為 隣人や地域におけるいろいろなトラブルは、いじめ行為と同じこと。初めは小さないじめでも、エスカレートして大きな事件事故になる。いじめられても仕方が無いという人はいない。

いじめ心があって行動に出てしまったときは、小さいうちに謝るなどして解決することを話されました。

(2)SNSに関しては、位置情報が付いたスマホ写真、位置情報が無くても個人が特定される情報をネットに投稿しないことが話されました。

(3)闇バイトについて。これは最近特に増えたため、学校から情報提供をお願いしました。

お金がなく、手っ取り早く大金が稼げるという理由から、犯罪に手を染めてしまう若者が増えていること。最近の事件では面識の無い中高生がSNSを通じて集まり、犯罪の実行前に逮捕されたニュースがありました。

10分ほどのビデオを視聴し、最初は軽い気持ちで始めたのが、犯罪を認識しても個人情報を握られ断れず、最後には暴力や殺人事件となり、親や家族にまで迷惑をかけてしまう話でした。真剣に見入っていました。

島だから大丈夫でなく、飛行機一本で札幌まで行ける近さがある。だから危険性を認識して未然に防ぐ、勇気を持って断るなどして、夢に向かって生活を充実させてほしいとの言葉をもらいました。

駐在所長さん、貴重な学びの機会をありがとうございました。