2024年5月の記事一覧

0529 2年数学 連立方程式

2年数学は、以前お伝えしたとおり、基本定着コースと思考コースに分かれて学習しています。

こちらは思考コース。写真の通り、バスケットで3点シュートと2点シュートを合計9本打ち、合計21点入れた。3点シュートと2点シュートはそれぞれ何本決めたか、という問題で始まりました。

 打った本数が合わせて9本なので、x+y=9という式、3点シュートを3X、2点シュートを2yとして入った点数を式にすると、3x+2y=21という式ができます。どちらも文字が2種類入る「2元1次方程式」を使って計算していきます。 Xとyの合計が9になるのは何通りかあり、3点と2点の合計で21点になるのも何通りかありますが、「合計9本で21点になるのはたった一通り」しかありません。先ほどの2元1次方程式を2つ使って求めるやり方を「連立方程式」、答えを求めることを「解をもとめる」と学びました。生徒達はたった1つしか解が出ない様子に「すごい」という顔をしていました。

 こちらは、基本定着コース。「3点シュートと2点シュートを合わせて21点取りました」からお題が始まりました。

先生が問いかけます。「3点シュートが5本入ったら~、何点入る~?」の問いかけに、生徒達の頭が動いています。「えっと~15点!」とすぐに答えが出ました。「では~?」の揺さぶりで、先生が言うことが予想できて生徒達も何か言いたそうです。先生の問いかけにうまく反応していました。21点を取るために他にどんなパターンがあるかを考え、2元1次方程式⇒連立方程式につなげていきました。

昔は鶴亀算といって、鶴と亀は合わせて◯匹。互いの足は合わせて◯本。では鶴は何羽、亀は何匹とやったものです(たとえが古!)。連立方程式の面白さに気付いて、解けるようになってほしいです。

0528 2年技術科の作品

今日は2年技術、木工作品が完成しました。キットで自分が好きな箱や棚を作りました。週に1回の授業でコツコツ仕上げました。

モノを作る時はその人の個性が表れます。しっかり線通りに鋸(のこぎり)で切る人、少しぐらいずれても気にしない人、説明書通りに寸法を測る人、適当な人、釘を打つ穴に錐(きり)で穴を開けてから釘(くぎ)を打つ人、何もしないで打ち始める人、やすりで角を綺麗に仕上げる人、まあまあでいい人など、いろいろです。

表面には「キヌカ」という米油から作った自然由来のオイルフィニッシュを塗って仕上げました。ニス特有の匂いもなくとてもよい塗料です。

昔は、男子は技術科、女子は家庭科と分かれていましたが、今は女性の大工さんもいるくらいです。自分で箱や棚が作れると自分の部屋にも味が出ますね。ぜひ家でも使ってほしいです。

0526 第8回利中体育祭

昨晩の雨で天気が心配されましたが、朝から晴天に恵まれ、風もおだやかな初夏の陽気となりました。

山の頂上まで綺麗とは言えないものの、紅白両軍の記念撮影、9時から開会式が始まりました。

「選手とチームのために自分が何ができるか考え、テーマの勝敗笑美戦(かっぱえびせん)にしよう」と挨拶し、選手宣誓でスタートしました。

ケガ防止のために、ラジオ体操ではなく、体育の授業で行っているウォーミングアップを行い、

長縄跳びの前に、全校での円陣が始まりました。みんなでピース!

長縄跳びは4分の合計回数に改められました。各学年で自分たちの記録を超えようと必死に頑張りました。

結果発表!優勝は3年生!各学年それぞれに精一杯頑張った成果に、大きな拍手が送られました。

続いて100m走。スタート準備に時間があいたので、急遽、放送委員長のSさんに、繋ぎのアナウンスをお願いしました。マイクで自己紹介の後、自分がアナウンスするエピソードを話してくれました。今年は委員会で係活動をしなかったため、先生がアナウンスする予定でしたが、「どうしてもやりたいので、放送委員長として100mのアナウンスをさせてください」と直談判したことを明かしてくれました。そんなエピソードに、会場から拍手が送られました。

みなさん覚えているでしょうか、昨年の3年生。選手の名前が呼ばれたときに、めちゃくちゃでかい声で返事をしていたことを。今年の3年生もみんなが驚くぐらいの声を張り上げ、元気に声を出していました。その勢いで全校生みんな元気に声を出し、一生懸命に走りました。

みんなの前で大きい声が出せる、最後まであきらめずに走りきる、誰もが一番かっこいい姿でした。(最終組の走者は見事にやらかしてくれました)

新種目の利中競走、木・金曜日の2日間で仕上げた種目です。とても盛り上がりました。2人で息を合わせた大玉転がし、2人3脚、ぐるぐるバットと来て・・・

借り物競走のお題は、生徒会役員の手作り。「山羊座生まれの人、Snow manが好きな人、ショートカットが似合う人、赤い靴の人、利中生徒の兄弟、メガネの人、5月生まれの人、優しい先生、イケメンの人、好きな人?、英語が話せる人」などありました。出てきてくれた人と手をつないでの疾走に、みんな笑顔になり大きな拍手が送られました。(「優しい先生」のお題の時に、一瞬どうしよう?の雰囲気。声をかけられたS先生、照れながらも全力で駆けつけていました。微笑ましい光景でした)観客のみなさん、ALTの先生もご協力ありがとうございました。

休憩の後は、伝統種目の「島渡り」。縦割り種目となったため、学年が混じった島が難しかったですが、どんどん上達しました。来年はもっとうまくなりそうな気がします。

 

最後の種目、縦割りリレー。どの選手も一生懸命に走りました。足が速い人・遅い人、みんなで力を合わせれば大きな力になる。チームの力をみんなで出し合いました。

優勝は紅組。各種目に大きな頑張りがあり、応援が自然と生まれ、勝敗が付いても達成感がある戦いが多くありました。

利中体育祭名物、雄大な利尻富士を見ながらの生徒会長挨拶。少ない練習期間の中、どうやって練習を進めるか、気持ちを一つにできるか、取り組んだ成果とこれからも頑張ろうと話してくれました。

縦割り班での記念撮影。天気が良くないと取れないショットです。

 思い出に残る体育祭、勝敗笑美戦(かっぱえびせん)となったでしょうか?生徒一人一人が輝く姿が見られ、そして見に来ていただいた全ての人たちにとって、よい思い出となれば幸いです。ご協力、ありがとうございました。また、来週からもいい学びを続けていきましょう。

(先日、体育祭アンケートの文書を配布しました。スマホなどでQRコードで読み取り、感想をお寄せください。お願いします。

 

0524 体育祭練習(5日目:総練習)

今日は総練習。雨も心配されましたが、しっかり総練習ができました。

当日に向けての予行練習?本気で走ったかっこいい人もいた100m走。

大玉転がし、2人3脚、ぐるぐるバット、借り物競走を合わせた「利中競走」。今日の借り物は「生徒バージョン」。「勉強頑張ってる人~!、今年利尻に来た人~!、身長170センチ以上の人~!」など、協力してくれた人の全力疾走に、まわりも拍手を送りました。

また、出走する生徒の名前を間違えてしまった放送担当の先生に、生徒から「◯◯先生がんばって~!」とエールと拍手が送られ、みんな笑顔になりました。うれしかったです。

学年の人数の差があるため、今年から縦割り種目に変更となった「島渡り」。縦割りの作戦やチーム力が勝負です。

紅白をそれぞれ2つに分け、4チームで争う「縦割りリレー」、大きな混乱なくバトンを繋ぎました。

閉会式で確認し合う生徒会役員メンバーと教員。練習を重ねる毎にいい動きができるようになりました。

午後も1時間、修正練習をして終わりました。

取組の見直しもあり、あまり準備時間はかけられませんでしたが、毎日大きな成長が見られた1週間。

天気も味方してくれそうです。テーマの「勝敗笑美戦(かっぱえびせん)」を実現できるように、日曜日はいい体育祭にしましょう。

 

0523 体育祭練習(4日目)

本日は、総練習の前日です。昼前にいい天気になりましたが、午後の練習の開始時はだんだんガス(薄い霧)がかかってきました。

2年生は、だんだんと声が出て、だんだんとチームになって来ました。

1年生は、今日届いたクラスTシャツを着て、みんな心一つに練習開始!

 縦割り練習では、今日初練習の「利中競走」を行いました。

練習終了後、生徒会役員が入場行進のシミュレーションをしていました。

今日もみなさん、練習お疲れ様でした。

 実はもう1つ動きがありました。14時から宗谷教育局の笠井局長様、森田次長様、利尻町教育委員会の宮道教育長がお見えになり、学校の様子を見学されました。

 4月からの大きな変化をお伝えし、それらを乗り越え各学年と縦割りで練習する姿を観て、「先生方がチームとなり、生徒達と力を合わせていい学校を作ってください。」とメッセージをいただきました。

 明日は総練習。本番前のいい練習になることを祈っています。