利中日記

0318 公立高校合格発表

遅くのアップですみません。


今日は公立高校の合格発表でした。

 昔は高校の玄関まで行って、受験番号を見つけて「あったー!」という光景はもう昔のこと。コロナ禍を踏まえた今は、ネットで高校の発表を見て,中学校に行って知らせてくる,という形になっています。

 それでも、卒業生が来てくれるのを職員室で待っていました。結果は、祝全員合格!みんな頑張った成果が出ました。笑顔で来てくれる卒業生、こちらも大変嬉しかったです。

 玄関で見送りをして、後は22日の離任式で登校するのみとなりました。もうすでに島を離れている仲間もいます。少し寂しいですが,卒業生にとっても学校にとっても、次に向かう準備です。今日も先生方は新年度に向けた会議でした。今年の反省を踏まえて、来年度に変えていくことを決めました。
 
 今年度も残り3日です。いい形で終われるように,みんな頑張りましょう。

0315 会場の後片付け

 今日から、1・2年生のみの登校となりました。

 

 1時間目に会場の後片付けをして、ステージ以外は元通りに戻りました。中学校は受験の発表前に卒業式を終わらせて、その後は、入試の合格発表、離任式のみに来る形になります。もちろん、すでに合格が決まっている卒業生は、先に進路先に向かう人もいます。

 今日の給食も「卒業してさみしいよ」放送になってしまいました。でも、少しずつ乗り越えていってください。あっという間に新入生を迎える日が来ますので。

 そんな給食の時に、B組に行ってみると、あれま、新しい先生が来ていました。先生と仲良く給食を食べていました。

 今日は4時間で下校となり、午後は先生方の会議です。明日明後日でエアコン工事が終了する模様です。

 明日は沓形小、明後日は仙法志小の卒業式です。

0315 今日の掃除の様子

 今日の掃除から、1・2年生が担当することになりました。


玄関では、いつも厳しく優しいT先生が1年生に、玄関掃除の区分けと階段掃除の掃除機の使い方をご指導されていました。

 昨日、卒業生がいた3年生教室は「・・・・」いつまでも残すわけにはいきませんね。担任の先生が綺麗にしておられました。

 昨日、できあがった卒業の集合写真は、多目的ホールの「利中から巣立った卒業生達」コーナーの7番目に収まりました。さきほど担任の先生が写真を印刷してました。ぜひ受け取ってくださいね。

 明日・明後日は、沓形小、仙法志小の卒業式。4月に入学する新入生の姿をしっかり見てこようと思っています。

0314 第7回卒業証書授与式

今日は10時から、卒業証書授与式を行いました。

 制限のない卒業式は、令和元年以来3年(修正→4年)ぶりとあって、ご来賓の方もたくさんお越しくださいました。ありがとうございました。

 卒業証書を授与した際、ひとりひとりと目が合うのですが、笑顔の子、しんみりしている子、凜々しい人、それぞれの思いが伝わってきました。

 壇上でメッセージを話しました。まわりへの感謝と次への希望を語ってくれました。その言葉を聞くだけで、涙が出てきました。

 式辞でお話ししたのは、「生涯学び続けてほしいこと、力を合わせて困難を乗り越えること」です。卒業生達が駆け抜けた3年間で、見事に成長してくれたので、これからそれぞれの道を歩んでも、きっとそれぞれの場所で頑張ってくれると思います。

 町長の祝辞でも、コロナ渦の中、団結して乗り越えた経験を糧に、次へ進んでほしいと激励をいただきました。

 現生徒会長の送辞では、内容を暗記して述べてくれました。卒業生のたくましい姿は理想像であり憧れだったこと。体育祭では団結力を高め、失敗しても笑い合い励ます姿に強い絆を感じ、学校祭では全員の個性を笑顔が溢れる発表に心打たれたこと。いつも隣の教室から聞こえてきた賑やかな笑い声が聞こえなくなるとさみしい。自分たちも明るい雰囲気の学校を作れるように頑張っていく。心こもった送辞でした。

 答辞は、旧生徒会長が述べてくれました。入学したときは、いろんなことが制限され、マスクで制服も着ない生活で、寂しさや悲しさを感じる日々からのスタート。2年生になってから少しずつ規制が緩和され大会に出られるようになったこと。3年生になって、5類に移行し、思い描いていた中学校生活が戻ってきたこと。たくさんの障害を乗り越えたからこそ、かけがえのない充実した3年間になったこと。在校生には中学校生活はとても短い、なので自分らしさと感謝をもって何事にもチャレンジしてほしい、と述べてくれました。
 最後に、学年の仲間12名へ感謝を述べました。「時に騒がしく、賑やかなみんなですが、いざとなればどんな失敗をも協力して乗り越えるクラスです。私は『こんなクラス他にありますか?』と、心の底から自信を持って言えるくらい、最強で最高のクラスだと思います」の言葉に、本人はもちろん、会場中の人々が涙しました。

 「コロナ渦という前例のない道を歩んできた私たちだからこそ、大丈夫。どんなことも『その時』を楽しみながら立ち向かうことのできる、そんな大人になってまた皆で出会いたいと思います。今まで本当にありがとう」と締めくくってくれました。

 卒業生合唱は「正解」。歌詞がとても3年生の歩みに似ていて、強く気持ちを持ちながら歌う姿があり、会場から拍手が送られました。全校合唱「笑顔のふるさと」は、昨年の卒業式のために作った歌。この練習用の音源も自分たち卒業生が歌ったもの。音楽が専門ではない先生が、音楽の授業を通して一生懸命作った曲を、全校生徒で歌いました。卒業の時に歌った歌は、一生心に残ります。大切にしてほしいです。


 退場の後に写真撮影。
 
学級で最後のホームルームを行いました。一人一人の生徒達が選んだ漢字一文字は、卒業を期に自分の良さを表す文字として、担任の先生から贈られました。本人にとって一生涯の宝ものとなり、くじけたときに立ち直るきっかけになるでしょう。
 また、15年間生きてきたことへの感謝を、生徒達は作文して自分の親に渡しました。担任から「こんな時だからこそ、渡すときに手を握ってくださいね」との声。「親の手は張りがなかったり、しわがあったりする。15年前はそんな手ではなかった。そうやって愛情をかけてきたんだよ」との言葉に頷く卒業生。自分の親は今日の日をそうやって迎えたことに感謝の気持ちを感じていました。
 
最後に、涙で歌えなかった「正解」のリベンジ!手をつないで元気に歌って終わりました。
 卒業式と同じくらい中身の濃いホームルームをして、卒業生は元気よく利尻中を巣立っていきました。


 13名のみなさん、本当にありがとう。利尻中の校訓「愛郷立志」、学校教育目標「ふるさとを愛し未来を担う人」として、生きていってください!みなさんの活躍と幸せを心から祈っています。